事故による切断の応急処置の手順を医師が解説しています。
1. 出血を止める
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可能であれば、石鹸と水で手を洗う。
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可能であれば、負傷者を横にさせ、負傷部位を高くする。
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頭部、頸部、背部、脚部の負傷が疑われる場合は、負傷者の体位を変えないようにする。
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傷口に安定した直圧を加える。傷口に物がある場合は、その上からではなく、周りに圧力をかける。
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血液が染み込んだら、最初のカバーの上に別のカバーを貼る。1枚目を剥がさないようにする。
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止血帯や圧迫包帯は、出血がひどく、直接圧迫しても止まらない場合のみ使用する。
2. ショックの有無の確認と処置
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人が横になったまま、足を約12インチ上げる。
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頭部、頸部、背部、脚部に損傷があると思われる場合は、体位を変えないようにする。
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コートや毛布で覆う。
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医療従事者が到着するまで、できるだけ落ち着かせる。
3. 傷口の洗浄と保護
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滅菌済みドレッシングまたは清潔な布で損傷部を包むかカバーする。
4. 切断した部位を保存する
場合によっては切断した部分を再接続することができます。
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可能であれば、きれいな水ですすぎ、汚れやごみを取り除いてください。石鹸を使ったり、こすったりしないでください。
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清潔なビニール袋に入れます。
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袋を氷で包む。病院へ持っていく。