落雷に遭われた方の応急処置について、医師が解説します。
落雷を受けた人は心停止を起こすことがあるので、直ちに積極的な蘇生を行うことで生存率が大幅に向上します。
2. 安全が確認されたら助ける
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現在進行中の雷で危険な場合は、危険が去るまで待つか、可能であれば安全な場所に移動してください。
3. 心肺蘇生法開始
人に触れても安全です。身体は電気を帯びていない。
意識がなく、脈もなく、呼吸も正常でないようであれば、手元に自動体外式除細動器(AED)があればそれを使用するか、または。
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小児の場合は、小児用心肺蘇生法を開始する。
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成人の場合、成人のCPRを開始する。
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必要な場合を除き、やけどした衣類を脱がない。
4. 必要であれば、ショックに対する処置をする
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被害者を横にし、頭を胴体や脚よりやや低くする。
5. フォローアップ
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救急医療チームは、その人の状態を把握します。
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病院では、内臓や神経系の損傷、やけどの有無を調べます。