命にかかわる病気、髄膜炎の症状の見分け方を医師が解説します。
髄膜炎の一般的な徴候・症状
細菌性およびウイルス性の髄膜炎の症状は、数時間から数日のうちに発症します。
発熱、激しい頭痛、首のこわばりは、髄膜炎の特徴的な症状です。その他に以下のようなものがあります。
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吐き気と嘔吐
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混乱・見当識障害(「グータラ」な行動)
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眠気やだるさ
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明るい光に過敏になる
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食欲不振
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より重篤な症状として、痙攣や昏睡が起こる。
乳幼児では、発熱、イライラ、哺乳不良、無気力などの症状がみられます。さらに、頭頂部の軟部スポットが膨らんでいるように見えることもあります。
髄膜炎菌感染症で考えられるその他の徴候・症状
これらは、血流に入った髄膜炎菌感染症の追加の徴候や症状です。
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皮膚の色の異常
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胃痙攣
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手足の冷え
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皮膚のかぶれ
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筋肉痛や関節痛
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急激な呼吸
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寒気
(ウルセー)
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髄膜炎の症状で医療機関を受診するタイミングについて
自分の子どもや知り合いが髄膜炎にかかったと思ったら、すぐに医療機関を受診してください。
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医師に電話をして、症状や徴候を説明する。
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医師がすぐに呼べない場合は、すぐに近くの救急病院へ行く。病気の人は車を運転してはいけない。交通手段がない場合は、911に電話する。
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