カリウムが体に必要な理由

筋肉、神経、脳など、体内の水分バランスを整え、正しく働くためには、適量のカリウムが必要です。

ナトリウム、カルシウム、その他のミネラルと同様、電解質です。体内の水分量を管理し、身体の電気系統を維持するのに役立っています。また、カリウムは

  • 細胞内に栄養を運び、老廃物を排出する。

  • ナトリウムの作用に対抗して、血圧を下げる効果がある

腎臓は、血液から余分なものをろ過して、体内のカリウムの量をコントロールしています。

バランスが重要です。カリウムの濃度が低すぎても高すぎても、調子が悪くなります。

多くの人は、1日に摂取すべきカリウムの推奨量に達していません。健康な人であればカリウムの摂り過ぎや摂り過ぎは問題にはなりませんが、慢性腎臓病やある種の医薬品を服用している場合は問題になることがあります。そのため、カリウムのサプリメントを摂取する際には、事前に医師に相談する必要があります。

カリウムが役立つ体の部位は次のとおりです。

心臓とその他の筋肉

カリウムの重要な仕事のひとつに、筋肉から送られる電気信号があります。筋肉を正しく収縮させる働きがあります。カリウムが不足すると、筋力低下やけいれんを起こすことがあります。

心臓も筋肉ですから、カリウムが必要です。カリウムは、細胞が正しい電気信号を送るのを助け、心臓が正しくポンプ作用するようにします。体内のカリウムが多すぎると、心臓のリズムが狂ってしまいます。

カリウムと腎臓

通常、腎臓は余分なカリウムを尿として体外に排出する役割を担っています。しかし、慢性腎臓病の人は、カリウムが蓄積され、危険なレベルまで高くなることがあります。

カリウムと神経・脳

カリウムは、神経が刺激に反応するように正しく発火するのを助けます。これも、細胞から細胞へ伝わる電気信号によって行われます。

神経系の一部である脳にもカリウムは必要です。このミネラルによって、脳細胞は互いに、また離れた場所にある細胞ともコミュニケーションをとることができます。カリウムレベルの変化は、学習、ホルモンの分泌、代謝に関連しています。

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