心臓病と医師の診察

心臓病の診断は、多くの段階を経て行われます。もしあなたが心臓病だと思ったら、それを確かめるために医師は何をするのでしょうか。

診察の際、医師は次のことを行います。

  • 心臓の音を聞く

  • 心拍数を測る

  • 血圧を測定する

自分の心臓の声を聴く

医師は、聴診器を使ってあなたの心臓の音を聞きます。心臓の弁が閉じると「ルブダブ」という音がします。この音を聞くことで、医師はあなたの心臓や弁の健康状態をチェックし、心拍数やリズムを聞くことができるのです。

心拍数のチェック

心拍数やリズムをチェックするために、脈を触ります。脈拍は、動脈に血液を送り出す心拍と一致します。また、脈拍の強さによって、医師は体のさまざまな部位への血流の強さを知ることができます。

心臓の鼓動の速さは、脈拍を感じることで分かります。心拍数は1分間に何回動いているかということです。

脈拍を測るには、秒針のついた時計が必要です。

  • 手の人差し指と中指を、もう片方の腕の手首の内側、親指の付け根のすぐ下に当てます。指にタッピングや脈打つような感触があるはずです。

  • 10秒間に感じるタップの回数を数えます。

  • その数に6をかけると、1分間の心拍数がわかる。

これは、心拍が規則正しいかどうかもわかります。

血圧のチェック

心臓が血液を全身に送り出すのに必要な力、圧力です。2つの測定値で記録されます。

収縮期血圧:心臓が収縮したときの動脈の圧力(数値が大きい方) 拡張期血圧:心臓が収縮したときの動脈の圧力。

拡張期血圧:心臓が収縮する間に弛緩するときの動脈の圧力(数値は低い方)。

成人の安静時の正常な血圧は、80未満を越えて120未満です。血圧は、あなたの状態によって上がったり下がったりすることがあります。

  • 年齢

  • 年齢

  • 心臓の状態
  • 感情
  • アクティビティ

1回だけ数値が高くても、高血圧とは限りません。安静にしているときなど、さまざまなタイミングでチェックし、自分の本当の状態を知る必要があります。

健康診断で心臓をチェックする

医師は、目や腕、脚、皮膚など、体の他の部分を見ることでも、心臓の健康状態を知ることができます。医師は、それぞれの部位が良い色をしているかどうかをチェックします。これは、あなたの体に十分な血液が供給されているかどうかを知ることができます。

また、腫れがないかどうかもチェックします。もし、むくみがあれば、心臓の働きが悪くなっている可能性があります。

血液検査で心臓をチェック

医師は、コレステロールやその他の心臓病の兆候を調べるために、血液検査を勧めることがあります。

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