ペロニー病について、その原因や治療法などの質問に医師がお答えします。
ペニスが曲がっているのは正常なのか?
ペニスが「まっすぐ立っていない」のは、あなただけではありません。ペニスがまっすぐ立たないのは、あなただけではありません。しかし、ペニスの瘢痕組織が勃起時に曲がってしまうペイロニー病にかかっている人もいます。
ペニスの曲がり具合は、軽度なものから90度以上にもなる重度のものまであります。ペイロニー病の患者数は不明ですが、専門家によると5%から10%の間であると言われています。40歳以上の男性に多く見られます。
どうしてこうなった?
ペイロニー病の原因はわかっていません。多くの医師は、セックスの際にペニスに軽い傷がついた結果だと考えています。これは、勃起がしっかりしていないときに起こり、ペニスが曲がるのを許してしまうのです。
しかし、多くのペロニー病の男性は、そのような怪我をした覚えはありません。また、遺伝子も関係しているかもしれません。癌ではありませんし、性感染症が原因であるという証拠もありません。
自然治癒する可能性は?
可能性はあります。ペニスの曲がり角に初めて気づいた男性の10%強は、時間の経過とともに自然にまっすぐになっていきます。しかし、ペニスの曲がり具合がひどくなってから治る可能性の方が高く、1年以上かかることもあります。
なぜ勃起すると痛むのでしょうか?
ペニスには、勃起するために血液で満たされる2つの部屋があります。それぞれの部屋は、丈夫で伸縮性のある鞘に覆われています。この鞘が傷つくと炎症が起こり、瘢痕組織となると考えられています。この炎症により、勃起時に痛みを感じることがあります。しかし、良いこともあります。痛みは持続しません。傷の治癒が完了すれば、通常、痛みは消えます。
それでも女性を妊娠させることはできますか?
セックスを妨げない限り、ペイロニー病は生殖能力に影響を与えないはずです。
どのように医師に問題を見せればいいのでしょうか?
勃起したペニスの写真を持参してください。医師は通常、写真を見て、症状や記憶にある傷について質問し、瘢痕組織を感じることでペイロニー病を診断することができます。
治るのでしょうか?
ペロニー病が原因でセックスに痛みを伴う場合や、カーブが原因でセックスがつらい場合は、医師の診察を受け、泌尿器科医を紹介されることもあります。治療には、内服薬、陰茎注射、体外衝撃波療法(陰茎の痛みのため)、または手術があります。
錠剤や陰茎への注射は、通常、医師が最初に試す治療法です。どちらも効果がなく、性行為が困難な状態が続く場合は、手術が必要になることがあります。