乾癬にかかったら、医師のアドバイスに従うことが大切です。でも、自分でできることはたくさんあります。
1. 保湿ローションを使用する。
肌が乾燥すると症状が悪化するので、クリームやローションで保湿を心がけましょう。ワセリンなど、とろみがあって油分の多いものがよいでしょう。皮膚の下に水分を閉じ込めるのに適しています。鱗屑を取り除くには、鱗屑の上にクリームを塗り、ラップや防水性の素材で覆います。数時間放置した後、取り除いてください。乾癬のローションやその他の外用療法について、詳しくはこちらをご覧ください。
2. 皮膚と頭皮のケアをする
肌の手入れに気をつけましょう。乾癬を悪化させる可能性があるので、斑点や鱗屑は決して摘まないでください。爪を切るときは注意しましょう。切ってしまうと、症状が悪化することがあります。頭皮に乾癬がある場合は、タール系シャンプーなどの外用剤を頭皮にすり込みます。タール液のような鎮静作用のある製品を定期的に入浴させることで、緩和されるかもしれません。頭皮乾癬の薬用シャンプーの選び方のコツはこちら。
3. 乾燥や寒さを避ける
気候は乾癬に大きな影響を与えることがあります。多くの人にとって、寒くて乾燥した気候は症状を悪化させます。暑い気候は通常、症状を改善させますが、常にそうとは限りません。秋から冬にかけての乾癬の管理方法について、詳しくはこちらをご覧ください。
4. 加湿器を使用する
肌をしっとりさせることが大切です。家の中の空気が乾燥しているときは、加湿器をつけましょう。加湿器の種類や使い方をご紹介します。
5. フレアアップの原因となる薬を避ける
市販の薬も含め、服用しているすべての薬について医師に伝えましょう。乾癬に影響を与える可能性があるかどうかを尋ねてください。悪化させることが知られている薬には、次のようなものがあります。
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リチウム(精神疾患の治療に使用
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プロプラノロール及び場合によっては他のβ遮断薬: 心臓疾患の治療薬として処方される。
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キニジン:不整脈治療薬
これらの薬を使用している場合は、代用品について医師に尋ねてください。乾癬の発作を誘発する可能性のある、これらの薬やその他の薬について知っておきましょう。
6. 擦り傷、切り傷、ぶつぶつ、感染症を避ける。
乾癬の患者さんにとって、こぶや切り傷を避けることは特に重要です。皮膚への外傷は、"ケブナー現象 "と呼ばれる症状を引き起こす可能性があります。また、感染症も問題を引き起こすことがあります。特に、ひげを剃るときは注意してください。鍼治療や刺青は避け、虫刺されや擦過傷の予防に努めましょう。ケブナー現象や乾癬について、詳しくはこちら。
7. 日光を浴びる、でも浴びすぎない
日光に含まれる紫外線は、皮膚細胞の成長を遅らせるので、適度な日光を浴びることは良いことです。しかし、1回に20分程度と短時間にしましょう。日焼けは乾癬を誘発し、皮膚癌のリスクを高めます。薬によっては、紫外線に敏感になるものもありますので、まずは医師に相談してください。乾癬に対する日光のリスクと利点について、詳しくはこちらをご覧ください。
8. ザップ応力
証明されているわけではありませんが、フレアーアップとストレスを結びつけている人は少なくありません。だから、不安を解消するようにしましょう。言うは易く行うは難しですが、まずは瞑想やヨガなどのリラクゼーション法を試してみてください。乾癬の感情的な影響に対処する方法をご覧ください。
9. アルコールの摂取量に気をつける
アルコールと乾癬の関係は明確ではありませんが、特に男性の場合、症状を悪化させる可能性があるという説があります。アルコールは、特定の乾癬治療薬を使用している場合には危険な場合がありますので、医師に確認してください。
10. 運動、正しい食事、健康的な体重の維持
食事と乾癬の関連性を示す研究はありませんが、専門家は、果物や野菜を多く含むバランスのとれた食事をすることを勧めています。乳製品やグルテンを除去すると、症状が改善されるという人もいます。健康的な体重を維持するために、過度の体重は症状を悪化させるという研究結果もあります。