統合失調症フレアアップのアクションプランの作成
1/11
統合失調症の急性増悪に対処するための行動計画を作成することで、増悪に早く気づくことができます。早期に発見すれば、再燃を防ぐことができるかもしれません。行動計画を作成したら、周囲の人がそれにアクセスする方法を知っていることを確認しましょう。ここでは、行動計画に盛り込むべき10のことをご紹介します。
医療機関の情報
2/11
かかりつけの医療機関のリストとその連絡先を記載しましょう。また、必要な場合はどの病院に行くかも書いておくとよいでしょう。サポート担当者が最初に連絡すべき相手もメモしておきましょう。
サポートする家族・友人の連絡先
3/11
行動計画には、誰かがあなたのために電話をかけてくれるような、サポートしてくれる家族や友人の連絡先を書いておきましょう。体調が悪いと、自分から連絡することができないかもしれません。しかし、あなたの警告サインや対処法を理解している人がいれば、再発防止策を案内してくれるかもしれません。
お薬のリスト
4/11
現在服用しているすべての薬の最新リストを添付してください。治療が必要な場合、医療関係者はあなたがどの薬を服用しているかを知ることが重要です。このリストは、薬の服用を開始または中止するたびに更新してください。
個人的なストレス要因
5/11
統合失調症治療計画の一環として、個人的なストレス要因やレッドフラッグ、誘因を記録しておくことが必要です。これらはあなたの気分を悪くさせ、健康な状態を乱すものです。それぞれのストレス要因について、あなたが見つけた効果的な対処法をいくつか挙げてみてください。
ウェルネス・ツールボックス
6/11
ウェルネス・ツールボックスには、自分自身をより良くするためにできることが含まれています。これらのスキルや戦略は人によって異なりますが、自分とのつながりや希望を感じられるようなものが含まれているはずです。
いくつかの可能性があります。
-
リラックスするためのテクニック
-
絵画・デッサン
-
散歩をする
早期警戒のサイン
7/11
早期警告サインのリストは、急性統合失調症エピソードを予防するのに役立つかもしれません。初期症状に気づいたら、自己観察をしっかり行い、精神保健福祉士に連絡してサポートしてもらいましょう。あなた自身や信頼できる支援者が初期警告のサインに気づいたときにとるべき行動をあらかじめ決めておき、それを計画に盛り込みましょう。
深刻な兆候
8/11
このセクションには、緊急に助けを必要とするサインを含めてください。どのような兆候が、危機を回避するために直ちに行動を起こす必要があるほど深刻なのか、 メンタルヘルスの提供者とともに判断することができます。これらの兆候と、それが起こったときにとるべき具体的な手順をリストアップしてください。
ヘルパーの心得
9/11
急性期フレイルの発症時に、あなたを助けようとする人へのヒントをリストアップしておくとよいでしょう。統合失調症の人への対応は直感的にできるものではないので、以下のようなヒントを入れておくと、状況を悪化させることを防げます:?
-
妄想や幻覚から相手を説得しようとしない。
-
アクティブリスニングで、状況を落ち着かせる。
-
自分の気持ちは本物だと安心させる
-
混乱している、自分が誰だかわからない、自分がどこにいるのかわからない場合は、すぐに助けを求めてください。
-
自分や他人の命を奪う計画を立てている場合は、救急病院に連れて行く。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
クライシスプラン
10/11
どんなに熱心でも、危機が訪れることがあります。それはあなたのせいではないので、罪悪感を感じる必要はありません。危機管理計画は、あなたが危機的状況に陥ったとき、友人や家族が何をすべきかを正確にまとめたものです。事前に書き出しておくことで、その場ではどうしようもないときでも、統合失調症をコントロールすることができるようになるのです。
危機発生後の計画
11/11
危機が過ぎたら、起こったことから学び、その経験をもとに将来の計画を練り直すことができます。新たに確認したツールや戦略、警告のサインを計画に追加してください。危機後の計画には、できるだけ早く通常の日常生活に戻れるようにするための計画も盛り込むべき です。