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COVIDワクチンを拒否した空軍士官候補生は任官されない
キャロリン・クリスト著
AP通信によると、COVID-19ワクチンの接種を拒否した米空軍士官学校の3人の士官候補生は、学士号を取得して卒業するものの、軍人に任命されることはない。
4人目の士官候補生は1週間ほど前までワクチンを拒否していたが、接種を決めたため、その士官候補生は卒業して空軍士官となる予定だ。
空軍士官学校のスポークスマンであるディーン・ミラー氏はAP通信に、3人の士官候補生は「ワクチン未接種である限り」任官することはない、と語った。
空軍のフランク・ケンドール長官は、3人の士官候補生に兵役の代わりに教育費を米国に返済するよう要求するかどうかを決定する。
AP通信によれば、土曜日の時点で、士官候補生がコロナウイルスの予防接種を拒否したために就役していない士官学校は空軍だけである。
ウェストポイントの陸軍士官学校では、1000人以上の士官候補生が卒業し、今週末に任命された。全員がワクチン接種を受けた。
アナポリスにある海軍士官学校は、海軍と海兵隊の卒業生のうち、ワクチン拒否で将校になれなくなった者はいないと発表したとAP通信は伝えている。
空軍の卒業式は水曜日にコロラド州で行われる。ロイド・オースティン国防長官が講演を行う予定だ。
オースティンは昨年、軍士官学校を含む軍人にコロナウイルスのワクチン接種を義務づけた。オースチン長官は、軍の即応態勢と軍人の健康を維持するために、このワクチンは非常に重要であると指摘した。
AP通信によると、約2万人の軍人が宗教上の免除を求め、数千人が拒否されたという。
COVID-19ワクチンまでは、いかなるワクチンに対しても宗教的免除を要求する軍人はほとんどいなかったとAP通信は報じている。何十年もの間、軍隊は病気を阻止するために最大17種類のワクチンを接種することを要求されてきた。特に、深刻な流行がある国や、米国では通常見られないウイルスの流行がある国に海外派遣される場合は、そのようなワクチンを接種することが要求されてきた。
空軍士官学校のスポークスマンであるブライアン・マグワイヤ中佐がAP通信に語ったところによれば、4人の士官候補生は全員、ワクチンを拒否した場合に起こりうる結果について知らされており、士官学校の管理者と面談していたとのことである。彼らは卒業までに考えを変える時間があり、一人はそれを実行した。
AP通信によれば、軍全体で、約4000人の現役軍人がワクチン接種を拒否したために陸海空軍と海兵隊から除隊させられている。免除を求めずにワクチンを拒否した人たちが除隊させられている。宗教上の免除を求めた人たちは、訴訟が係属中で、今のところ除隊が滞っている。
全体では、海軍の現役軍人の約99%が少なくとも1回のCOVID-19ワクチンを接種しており、空軍、陸軍、海兵隊の98%がこれに続く。