なぜ体重が増えるのでしょうか?
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閉経後の体重はどこから来たのか?その疑問にお答えします。女性は閉経後、平均して5キロ体重が増えます。年齢や遺伝もありますが、ホルモンと代謝の関係によるところが大きいのです。エストロゲンレベルが低下すると、代謝が低下します。このため、食事や運動方法を変えなかったとしても、体重が増え、痩せにくくなります。
流行は忘れる
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更年期以降の体重は、お腹まわりに溜まりやすくなります。これは、心臓や呼吸器系の問題、2型糖尿病のリスクを高めます。また、全体的に体重が増えすぎると、乳がん、大腸がんなどのリスクも高まります。健康的に体重を減らすことは目標ではなく、日常的なことです。薬や流行のダイエットはやめて、健康的な食事と運動に徹しましょう。
まず、自分の体重を正しく把握する
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年齢を重ねるにつれ、代謝は低下していきます。つまり、健康的な体重を維持するためには、より少ないカロリーで済むということです。米国農務省のマイプレート・プランを参考に、年齢、性別、身長、体重、活動レベルに基づいて、1日に必要なカロリーを算出しましょう。
健康的な食品を選ぶ
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新しい目標カロリーが決まったら、ひとつひとつを大切にしましょう。果物、野菜、全粒粉、赤身のタンパク質、健康的な(オリーブや植物性の)オイルを選びましょう。パン、パスタ、焼き菓子などの炭水化物は、燃焼しにくいので避けましょう。カロリーの高いアルコール、ソーダ、コーヒー飲料も控えましょう。
現実的であること
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20代、30代、40代で成功した減量法が、閉経後の体には通用しないかもしれません。変えたいと思うことがあれば変えればいいのですが、以前のようにすぐにはできないかもしれないと知っておいてください。 でも、以前のようにすぐにはできないかもしれません。むしろ、正常な老化現象の一部として受け入れ、今あるものとうまく付き合っていきましょう。
運動について考え直す
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ジョギングやキックボクシングはもうしたくない?代わりに散歩をしましょう。ダンスや水中エアロビクスの1時間のクラスでもよいでしょう。週に2.5時間以上の適度な有酸素運動を心がけましょう。週に2回、軽いウェイトリフティングのような筋力トレーニングも行いましょう。
医師に相談する
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食事や運動など、すべての項目にチェックを入れても変化が見られない場合は、主治医に相談してみましょう。甲状腺の問題や体重増加の原因となる薬物など、何かがあなたに不利に働いている可能性があります。また、医師が認定した栄養士を紹介し、食 事の選択を指導してくれるかもしれません。
食物日誌をつける
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自分が食べていると思っているものと、実際に食べているものに大きな違いがあることがあります。1~2週間でもいいので、毎日食べたもの、飲んだものをすべて書き出してみてください。そうすることで、体重が落ちない場合、どこを削ればいいのかが明確になります。運動量も書き留めておきましょう。
良質な睡眠をとる
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しっかりとした睡眠は、いつだって体にいいものです。しかし、減量となるとなおさら重要です。より多くの研究が必要ですが、最近の研究では、睡眠不足と体重増加の間に、ホルモンに基づく関係があることが示されています。睡眠衛生を良好に保つには、就寝時間を一定にし、部屋を静かで暗くし、すべてのスクリーンを消すことです。