睡眠時の体位変換

お腹が邪魔をして、なかなか熟睡できないものです。今まで腹ばいで寝ていた人も、大きくなったお腹に合わせて寝る体勢を変える必要があります。

ベストな寝姿勢

妊娠中に一番安全な寝姿勢とは?5ヶ月目以降、仰向けは絶対にNGです。仰向けで寝ると、大動脈や下大静脈という、お腹の後ろを通って足腰から心臓に血液を戻すための血管に余計な圧力がかかります。これらの血管が圧迫されると、体内の血液循環が悪くなり、赤ちゃんへの影響も懸念されます。

背中やお腹ではありません。

仰向けで寝ていると、呼吸がしにくくなることがあります。また、仰向けはお腹が腸を押してしまうので、お腹のトラブルにもつながります。

うつぶせで寝るのはどうでしょうか?これもあまりよくありません。うつぶせになると、お腹が膨らんだ子宮を押してしまうので、バストも膨らんでしまいます。

左がベストです。

赤ちゃんにとっては、横向きの寝方が一番安全です。また、お腹が大きくなってきたあなたにとっても、横向きの方が快適です。

寝るときは、体の片側がいいのでしょうか?専門家は左向きに寝ることを勧めています。血行がよくなり、栄養たっぷりの血液が心臓から胎盤に届きやすくなり、赤ちゃんに栄養を与えることができます。また、左向きに寝ることで、膨張した体重が肝臓に負担をかけずに済みます。左右どちらでも良いですが、左がベストです。

体位変換のコツ

その他、妊娠中の睡眠をより快適にし、赤ちゃんを守るためのポジショニングのヒントをいくつかご紹介します。

  • お腹と背中をより支えるために 枕をお腹の下か膝の間に挟む。特別に長い枕を購入するか、自宅の押し入れにある枕を使いましょう。枕を体の下に置くことで、横向きになり、お腹や背中が丸くなるのを防ぐことができます。

  • 息切れに 枕を脇腹の下に入れ、胸を高くする。

  • 胸焼けの場合 ベッドの頭を本やブロックなどで数センチ支えましょう。これは、胃酸が食道まで上がってくるのを防ぐためです。

寝ている間に横から前や後ろに転がっても慌てないでください。数分おきに起きて横向きになろうとするよりも、自分の体が一番楽な場所に移動させた方が良いのです。今はできるだけ多くの睡眠が必要です。赤ちゃんが夜中(そして午前1時、2時)の授乳であなたを起こすようになれば、余計に休めることに感謝するはずです。

Hot