がんにかかると、病気やその治療で疲れ切ってしまうことがあります。家の中の基本的なことをするだけでも、すべてのエネルギーを使っているように感じるかもしれません。しかし、いくつかの簡単なトリックと日常生活のわずかな変更が、最も重要な活動のためのエネルギーを節約することができます。家の中で、これらの方法をいくつか試してみてください。
キッチン
刻み済みの野菜や袋入りの青菜など、調理済みの食材を購入する。
事前に食事の計画を立て、道具や食材を一度に集められるようにする。
調理や後片付けが簡単な「一品料理」を作る。
料理をしたら、レシピを2倍にして、後半は冷凍して別の料理に使う。
加熱して食べやすい作り置きや冷凍食品を常備する。
よく使う道具や食材(まな板、保存容器、オリーブオイル、塩・コショウ)を身近に置いておく。
食事はカウンターに立たず、座って作る。
洗い物を減らすために、紙皿や紙コップを検討する。
汚れた食器は、手でこすって乾燥させるのではなく、石鹸水に浸して自然乾燥させる。
浴室
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洗面台の近くに椅子を置いて、脱衣、洗面、歯磨きの時に座れるようにします。
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電動歯ブラシや電動カミソリなどの器具を使用する。
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シャワーや浴槽では、防水加工されたゴム足付きの椅子やベンチに座る。
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入浴は熱めのお湯ではなく、ぬるめのお湯で行いましょう。
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入浴時に体を曲げたりひねったりせず、柄の長いスポンジやブラシを使用する。
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タオルを使わず、タオル地のローブを着て乾かす。
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座ったり立ち上がったりしやすいように、昇降式便座を購入する。
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トイレ、お風呂、シャワー室での操作に便利なグラブバーを検討する。
ベッドルーム
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着脱の際は、椅子に座る。
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靴下や靴を履くときに、身を乗り出すのではなく、足を反対側の膝まで持っていく。
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ブラジャーをつけるときは、前でとめてから後ろに回す。
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ベッドのフレームは、出入りがしやすいように低い位置にしましょう。
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ベッドから出るときは、「丸太転がし」を使います。仰向けに寝て、膝を胸の方に曲げ、横に倒して、足と脚を横に落とし、肘でマットレスから押し上げる。
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ベッドへの出入りが困難な場合は、ベッドレールを検討する。
(※1)。