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偏頭痛のためのアルコールと砂糖の断ち切りのプラス効果
マーティン・テイラー著
アルコールと砂糖は、どちらも偏頭痛の引き金になると言われています。どちらにも片頭痛を誘発するような悪影響が関係しています。また、特定のアルコールや砂糖を使った食品が片頭痛を誘発しやすいかどうかも重要なポイントです。
アルコールは、数時間以内に発作を起こすものと、遅れて起こる二日酔い頭痛の2種類の頭痛を誘発することがあります。アルコールによる典型的な片頭痛は、30分~3時間以内に起こります。赤ワインや安いワインは、片頭痛を引き起こしやすいことがおわかりいただけるでしょう。糖分の多いアルコール飲料は、特に引き金になることがあります。ワインは少量であれば健康上の利点もありま すが、それを打ち消すような悪影響の方が多 い場合があります。
糖分の摂りすぎは血糖値のバランスを崩し、片頭痛の引き金になります。また、血糖値の変動は、身体全体の健康や脳の機能に悪影響を及ぼすこともあります。
アルコールや糖分が片頭痛の根本的な原因では ないかもしれませんが、これらを控えることで 得られるメリットは4つあります。
体重を減らす。 砂糖とアルコールの摂取量を減らして総カロリー摂取量を減らせば、体重を減らすことができます。砂糖とアルコールの摂取を控えることで、1ヶ月に1~2キロの減量に成功する可能性があります。
血圧の低下 禁酒と砂糖の摂取を控えることによる長期的な効果として、血圧の低下が挙げられます。体重の増加は高血圧につながるので、両方を控えることは身体と心臓の健康に良い影響を与えます。
精神的な健康が改善される 加糖を控えることで、精神的な健康を改善することができます。加糖の摂取は、うつ病、不安神経症、その他の精神的な問題と関連しています。研究者は、これはグリセミック指数が高くなることによる脳内の炎症が原因であると考えています。
また、長期的な禁酒は、アルコール摂取による認知障害を改善または逆転させることが示されています。記憶力、計画性、整理整頓、行動制御、反応時間など、研究対象者がアルコールを断つと改善することが確認されています。
エネルギーの増加。 アルコールと砂糖の摂取を控えることで得られるもう一つの利点は、禁断症状を乗り越えたときに感じるエネルギーの増加です。糖分の摂取を控えることで、心や体に変化が現れ始めるかもしれません。糖分とアルコールを控えることで、血糖値の上昇と下降を抑えることができます。
アルコールと砂糖を断つのは大変なことのように思えますが、断つことで得られるメリットは大きいものです。禁断症状に悩まされる場合は、医師やサポートグループに相談してください。