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カリウムは重要な栄養素ですが、血液中に多く含まれると、不整脈などの健康障害を引き起こす可能性があります。そのため、医師は年に一度の健康診断で必ずカリウム濃度をチェックします。
カリウム濃度が高すぎると、以下のような合併症が起こる可能性があります。
不規則な心拍(不整脈)。カリウムは、心臓の拍動を正しいペースに保つのを助けます。これは、心筋(心筋の中間層)の電気信号の制御を助けることによって行われます。カリウムの値が高すぎると、不整脈につながる可能性があります。以下のような症状が現れます。
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胸がドキドキする
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心臓が "バクバク"、"ドキドキ "するような感じがする
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心拍がいつもより遅い
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胸が痛い
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息切れ
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ふらつきやめまいがする
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汗をかく
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不安
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疲労感
心臓発作 一般的ではありませんが、不整脈を放置しておくと、心臓発作を引き起こすことがあります。不整脈の症状がある場合は医師に伝え、胸の痛みや圧迫感がある場合は救急車を呼びましょう。
筋力低下または麻痺。カリウムは筋肉と神経が互いに信号を送るのを助けるので、高値または低値は筋肉の働きに影響を与えます。カリウム濃度が高いと、足腰や呼吸筋の衰弱や麻痺につながることがあります。これらの問題は、他の多くの疾患によっても引き起こされる可能性があります。これらの症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。
カリウム濃度が高くなる理由
バナナ、アボカド、オレンジ、ブロッコリーなど、カリウムを含む食品を食べることでカリウムを摂取することができます。体が正常に機能していれば、必要なカリウムはすべて食事から摂取できます。
腎臓は余分なカリウムを取り込み、おしっこをするときに体外に出します。しかし、腎臓の機能が低下すると、血中の カリウムが過剰になることがあります。
成人の正常なカリウム値は、1リットルあたり3.5~5.5ミリモル(mmol/L)です。カリウムの値が正常値を超えると、健康障害につながる可能性があります。カリウム値が6.5mmol/Lを超えると、危険な高値なので、すぐに医療機関での治療が必要です。