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腱鞘炎とは？
腱鞘炎とは、筋肉と骨をつなぎ、筋肉の力を伝える繊維状の組織である腱の周辺に局所的な痛みが生じることで、専門家の間ではオーバーユース腱鞘炎と呼ばれることが多くなっています。
腱は、曲げたり、伸ばしたり、ねじったりしても大丈夫なように設計されていますが、外傷によって繊維が切れたり、その他の損傷が残って炎症を起こしたり（腱炎）、より一般的には、使い過ぎに伴って治癒しなかったり、瘢痕化する（腱症）ことがあります。使いすぎの例としては、ランナーの足首のアキレス腱炎、肩の腱板腱炎、外側上顆炎（テニス肘）などがあります。
腱鞘炎の痛みは大きく、関節を使い続けることで損傷が進むと悪化します。ほとんどの損傷は2～4週間で治りますが、慢性の腱鞘炎では6週間以上かかることがあり、これは患者さんが腱を治す時間を与えないことが原因です。慢性の場合、腱を包む組織の鞘に傷ができたり狭くなったりして、関節が動かなくなることがあります。
使いすぎによる腱鞘炎の原因とは？
腱は、あらゆる活動から過剰なストレスを受けると損傷することがあります。以前は炎症を起こしていると考えられていましたが、実際には腱は慢性的な退行性変化を起こしています。定期的ではなく、散発的に運動する週末アスリートは、しばしば腱の痛みを発症します。しかし、最も一般的な原因は、反復性ストレス、つまり同じ関節を使って同じストレスのかかる動きを何度も繰り返すことです。これはスポーツだけでなく、オフィスワークなどでもよくあることです。また、不適切な道具（古い靴など）や劣悪な環境での運動、年齢を重ねて腱の弾力性が失われることでも、腱は傷つきやすくなります。
