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南極の研究基地でCOVID-19が大流行
By Ralph Ellis
2022年1月4日--地球上で最も遠い場所の一つである南極のプリンセス・エリザベス極地基地で、COVID-19の集団感染が発生した。
ベルギーの出版社『Le Soir』が報じたところによると、同ステーションでは25人の作業員のうち3分の2が、全員が完全なワクチン接種を受け、いくつかの検査段階を経て入場を許可されているにもかかわらず、陽性反応を示したという。
これまでのところ、ベルギーが所有し、民間団体である国際極地基金が運営する同基地では、すべての症例が軽症である。
最初の症例は、1週間前に南極に到着したグループの中から12月14日に発見されたとLe Soirは報じている。ル・ソワール紙によれば、最初に陽性反応が出た3人は12月23日に避難したが、ウイルスは基地に残った労働者の間で広がり続けている。
Le Soirはウイルス学者を引用して、乗組員が南極に到着する前に南アフリカに最終寄航したため、おそらくオミクロンの変種が発生したのだろう、と述べた。
ル・ソワール氏によれば、発生が収まるまで基地への新しい到着は保留され、基地で計画されていたミッションの1つは延期されたとのことである。
「国際極地基金のプロジェクト・マネージャーであるジョセフ・チーク氏は、BBCにこう語った。ウイルスに感染したスタッフの一部を隔離しなければならないのは不便だが、基地での仕事全体に大きな影響はない」と述べた。
BBCによると、南極では約1年前にもチリが運営するベルナルド・オヒギンズ研究基地でCOVIDの流行があったとのこと。