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イスラエルでオミクロンを阻止するための2回目のブースター注射をテスト中
By Ralph Ellis
2021年12月28日 -- イスラエルの病院で働く150人の医療従事者は、オミクロン変異体に対する防御力を高めることができるかどうかの実験で、月曜日に2回目のCOVIDブースター注射を受けた。
テルアビブ近郊のシェバ・メディカル・センターで行われた実験のデータは、約2週間後にイスラエル厚生省に提出されると、病院の広報担当者はロイター通信に語った。厚生省は一般人に対する2回目のブースターを承認するかどうかを決定することになる。
保健省は土曜日に、これまでに1,118人のオミクロン患者が確認され、そのうち723人は海外から帰国した旅行者から検出されたと発表した。イスラエルの人口は約940万人。
同省はニュースリリースで、オミクロンの遺伝子解析結果がまだ出ていない861人の患者が追加で発生する可能性が高い、と述べている。
「最大の疑問は、オミクロンがどれほど重要なのか、ということです。オミクロンが非常に感染力が強いことは誰の目にも明らかです。しかし、非常に深刻な病気を引き起こすかどうか、それが最も重要な問題だ」と、シェバの治験を実施しているギリ・レゲブ=ヨーチェイ氏はロイターに語った。
イスラエルの公衆衛生医師協会を率いる疫学者ハガイ・レバインは、1回の予防注射の効果が切れたとき、人々が重症化しやすいかどうかを判断するために、この試験が必要であると言う。
「もう一回打てばすべて解決すると盲目的に決めつけることはできません、なぜなら解決しないからです」とレバインはロイターに語った。
イスラエル政府はCOVID-19を封じ込めるためにワクチンを推進してきたが、ワクチンの需要は横ばいになっているとロイターは述べた。イスラエル国民の約64%が2回のワクチン接種を受け、45%がブースターショットを受けている。
また月曜日には、イスラエル保健省は、2回目と3回目の接種の間の推奨期間を5ヶ月から3ヶ月に短縮したとロイターは伝えている。この動きは、増加する感染症を遅らせるために行われたものである。