生後3週間を迎えた新生児に、世界を広げるための、そして自分自身を大切にするためのヒントを、医師が紹介します。
特集
赤ちゃんはたくさん寝ます。乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを減らすために、赤ちゃんは仰向けで寝かせなければならないことは、すでにご存じでしょう。
しかし、日中は、赤ちゃんがお腹の中で、まったく別の視点から世界をチェックする時間なのです。
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「おなかの時間」は、赤ちゃんが首や肩の支え方を学ぶ時間です。1日に数回、3~5分ほどおなかの上で過ごさせてあげましょう(もちろん、監視付きで)。
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床や胸の上など、さまざまな場所に赤ちゃんを寝かせて、おなかの時間を作りましょう。
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床に明るい色のおもちゃを置き、赤ちゃんが集中できるようにします。
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生後3ヶ月までに1日60分程度を目標に、赤ちゃんの成長に合わせて「おなかの時間」の長さを長くしていきます。
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赤ちゃんの中には、お腹の中にいるのが苦手な子もいます。あなたの赤ちゃんがそのような場合は、少しずつおなかの時間を増やしていきましょう。
新米ママ:お世話の仕方
生まれたばかりの赤ちゃんの世話に夢中で、もう一人の大切な人、つまり自分の世話を忘れているかもしれません。
ほとんどの新米ママは、イライラしたり、悲しくなったり、圧倒されたりすることがあるようです。これは、"ベビーブルー "と呼ばれています。
あなたは、以下のような場合、ベイビー・ブルーに陥っているかもしれません。
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いつもよりたくさん泣く
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とても悲しい気持ちになる
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疲れているのになかなか寝付けない
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お腹が空かない
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罪悪感や絶望感を感じる
これらの感情は、出産後数日から1週間ほどでなくなるはずです。それでも消えない場合や、さらに気分が悪くなった場合は、産婦人科医やプライマリーケア医、セラピストなどに助けを求めてください。
第3週目の心得
ヒント
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寝不足を解消するには、赤ちゃんが昼寝をしている間に昼寝をすることです。あるいは、数時間の至福の眠りを得るために、手助けしてもらいましょう。
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新生児の世話は孤独です。そんなときは、友人や家族を呼んで、一緒に遊んでもらいましょう。
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赤ちゃんと一緒にお散歩をしましょう。抱っこひもを使う場合は、内向きのまま、赤ちゃんの頭や首を支えているか、サイズが合っているかをチェックしましょう。
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赤ちゃんのへその緒の切り株が落ちたら、小さな浴槽に2センチくらいのぬるま湯を張って入浴させましょう。
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赤ちゃんの頭皮の脂っぽいうろこ状の皮膚(クレイドル・キャップといいます)には、やさしいベビーシャンプーで洗い、うろこをやわらかく払い落としてあげましょう。また、医師から勧められた場合は、ミネラルオイルをすり込むとよいでしょう。
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赤ちゃんの小さな爪は切りにくいものですが、自分で掻かないように短く切っておくことが大切です。爪を切りやすくするためには、眠っている間に行い、エメリーボードや爪やすりでやすりをかけてみましょう。
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赤ちゃんの顔や肩に小さな吹き出物(赤ちゃんニキビ)ができるのは、普通のことです。柔らかい洗顔料とぬるま湯を使って、赤ちゃんの肌を清潔に保ちましょう。