アルツハイマー病の人の介護をする場合、毎日のケアは大変です。この医師のチェックリストを使って、より簡単にできるようにしましょう。
このチェックリストを使って、日常的な介護の手助けをしましょう。
グルーミング
女性が化粧をしたがったら、それを勧めましょう。口紅やパウダーなど、希望があれば手伝ってあげましょう。アイメイクは難しそうなら省略する。
安全な髭剃りのために、刃物ではなく電気カミソリを使用する。
入浴
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手持ちのシャワーヘッド、ゴム製のバスマット、グラブバー、シャワースツールなどを使って、転倒を防ぎましょう。浴槽への出入りが困難な場合は、スポンジバスを利用する。
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入浴中にリラックスできるように、落ち着いた音楽をかけ、何をするのか一歩一歩教えてあげましょう。
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できるだけプライバシーを守ってあげましょう。肩や膝にタオルをかけてあげましょう。タオルの下を洗濯バサミやスポンジできれいにする。
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不安になりやすく、叩くことが問題になっている場合は、洗濯バサミを持たせてあげましょう。叩くことが少なくなり、落ち着くかもしれません。
服装を整える
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一人で着替えができるようにしましょう。着る順番に服を並べたり、一枚ずつ服を渡したりする。
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毎日同じ服を着たがるなら、抵抗しないことです。3~4セット買ってあげる。
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着せやすいゆったりした服を用意する。ウエストにゴムの入った短パンやパンツ、スリッポンなどがよいでしょう。靴ひも、ボタン、バックルなどは省く。
食べること
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食事の時間はシンプルに、落ち着いて過ごす。テレビ、ラジオは消す。不要なものはテーブルから移動させる。一度にたくさんの食べ物を食べて混乱するようなら、一度に一つのものを出す。
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対照的なプレースマットの上に無地のお皿を使い、食べ物と?お皿、テーブルとお皿の区別がつきやすくする。
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必要であれば、噛んで飲み込むことを思い出させる。急がないこと。我慢して、食べる時間をたっぷりとってあげましょう。
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一人で食べるのが難しくなってきたら、ツナサンドや蒸したブロッコリー、オレンジなど、フィンガーフードを試してみましょう。飲み込むのが難しい場合は、アップルソース、カッテージチーズ、スクランブルエッグなどの柔らかい食べ物を出してください。
活動内容
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家事を手伝うことは、自尊心を高めることにつながります。埃を払う、掃除をする、物を直す、靴下を分類する、洗濯物をたたむ、レシピを読んでもらう、料理をするときに計量してもらうなど、お願いしてみましょう。
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アクティブに過ごす 毎日一緒に散歩して、筋肉を鍛え、気分を高揚させ、睡眠に役立てましょう。体をうまく動かせない人は、固定式自転車やレジスタンスバンドを使うとよいでしょう。
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言葉遊び、パズル、時事問題の話、ガーデニングなどは、思考力や記憶力を高める効果があります。音楽を聴く(そして「その曲の名前を言ってごらん」という遊びをする)と、懐かしい思いがよみがえることもあります。もし、そのアクティビティにイライラしたり、動揺していると感じたら、他のアクティビティを試してみるなど、配慮が必要です。
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もし、あるアクティビティがうまくいかないなら、それは単に時間が悪かっただけかもしれません。後でもう一度やってみる。
家事やゲームの結果は重要ではありません。一緒に過ごす時間や、大切な人に喜びや意味を与える活動が重要なのです。