アレルギーや喘息に配慮した住まいを:カビ、フケ、ホコリなど

アレルギーや喘息になりにくい住まいを作るために、医師が詳しく説明します。

ほこり、ふけ、花粉を避ける

アレルギーや喘息の症状を引き起こす最も一般的な原因は、ダニ(実際にはそのフン)です。この小さな虫は、私たちの家に自然に集まってくるほこりの中に住んでいます。ペットや人間のフケや花粉も、アレルギーや喘息の原因となる。大切なのは、ほこりがたまる場所をできるだけ少なくし、清潔に保つことです。

  • 窓を閉め、エアコンを使用する。ホコリをかき集める扇風機は使わないでください。また、家の中を乾燥させる。

  • 可能であれば、壁一面のカーペットを取り替える。カーペットはほこりをため込みます。広葉樹、タイル、リノリウムなどの床材がよいでしょう。掃除のしやすい小さなラグを使いましょう。カーペットを取り替えることが不可能な場合、少なくとも週に一度は掃除機をかけましょう。ダブルバッグやHEPA(高効率微粒子)フィルター付きの掃除機を使いましょう。

  • マットレス、ボックススプリング、枕をプラスチックケースやアレルゲン防止用の特殊な布製のカバーで覆う。

  • 羽毛枕や羽毛布団を使用しない。

  • 布張りの家具は、アレルゲンをため込みやすいので避け、木、プラスチック、革、ビニール製の、拭いてきれいになる家具を使うようにしましょう。

  • ホコリが溜まりやすいブラインドや長いカーテンは、シェードや洗えるカーテンに取り替える。

  • 掃除や掃除機をかけるときは、マスクや手袋を着用する。

  • ペットを飼っている場合(もちろん、アレルギーや喘息がある場合は飼わない方が良い)、寝室は私たちが多くの時間を過ごす場所なので、入れないようにしましょう。定期的にペットをお風呂に入れ、布張りの家具には近づけないようにしましょう。

カビを防ぐ

家庭内のカビは、アレルギーを持つ人のアレルギー症状を誘発することがあります。ですから、カビを避けることは、喘息や鼻づまりなど、アレルギーに関連する症状を回避することにつながります。そして、カビを避ける一番の方法は、湿気を避けることです。ここでは、そのコツをご紹介します。

  • 家の中を乾燥させる。

  • 濡れた衣類を洗濯機に入れたままにしておくと、カビがすぐに繁殖してしまうので注意しましょう。

  • シャワーカーテンや浴室のタイルは、カビを殺す製品で洗いましょう。

  • 特に寝室には、観葉植物を置きすぎないようにしましょう。カビは植物の土の中で成長することがあります。

  • 屋内外を問わず、雨漏りや水漏れを修理する。

  • 這っている土の上にビニールを敷き、風通しをよくする。

  • 台所や浴室には換気扇を使用する。

  • 窓ガラスに結露が見られる場合は、加湿器を止める。

  • 特に高温多湿の気候では、地下室などカビが繁殖しやすい場所には除湿機やエアコンを使用しましょう。

  • 除湿機や加湿器は1週間に1回は掃除する。

  • コンクリート床では、カーペットを取り除き、持ち上げて洗えるエリアラグを使用するか、コンクリートの上にベーパーバリアを設置する。

ゴキブリの駆除

ゴキブリの糞には、喘息の主な誘因となるタンパク質が含まれています。ゴキブリは生きていくために水を必要とし、あなたが残していったものを食べて成長します。ですから、清潔で乾燥した家では、ゴキブリが問題になることは少ないでしょう。水漏れを直し、食品は容器に入れ、汚れた食器を出しっぱなしにせず、食後は家電製品の下も含めてキッチンを徹底的に掃除し、ゴミは定期的に出しましょう。また、窓や壁の隙間、床の隙間など、外からゴキブリが侵入する可能性のある開口部はふさぎましょう。

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