双極性障害の疲労：管理方法

疲労は双極性障害の主要な症状です。躁状態やうつ状態のときに起こることがあります。ここではその対処法について説明します。

躁状態の時は、とても幸せでエネルギーに満ち溢れ、思考も奔放になることがあります。その後、突然うつ病に移行し、非常に悲しく、絶望的な気分になり、エネルギーがなくなります。

疲労は躁と鬱の両方で起こります。それは、眠いという以上のものです。普段の生活ができないほど疲れるのです。また、その日一日を過ごすことができないように感じるかもしれません。

疲労は、うつ病の発作の際に非常によく見られます。エネルギーがなく、睡眠に苦しんでいるため、疲れを感じることがあります。しかし、疲労は躁病の間にも問題となることがあります。興奮した心が不眠をもたらすことがあります。躁状態から回復するのに長い時間がかかるので、回復の間にも肉体的・精神的な疲れを感じることがあります。

躁病は不自由なものですが、疲労を管理し、気分をよくするためにできることがあります。

病気を管理する

その重要なことは、あなたの気分を安定させるために、医師と密接に協力することです。躁病やうつ病のエピソードの回数を減らすことで、毎日をベストな状態で過ごすことができます。

双極性障害の治療には、多くの場合、薬を服用することが必要です。薬を服用する場合、その副作用に注意してください。薬によっては眠くなることがあるので、飲み過ぎないようにすることがとても大切です。また、不眠症の薬を飲む場合は、必要な時間だけ飲むようにしましょう。

良い睡眠習慣を身につける

以下のような生活習慣を身につけましょう。

毎日同じ時間に寝起きする

• 寝室は睡眠とセックスのためだけに使用する

• 就寝間際の画面使用を制限する

• 寝室を涼しく快適な温度に保つ

定期的に運動をする

動く気力がわかないかもしれません。でも、一度運動を始めると、もっとエネルギッシュになれるはずです。

ゆっくりとしたペースで始めましょう。運動不足の解消にもなります。

しばらく運動をしていない人は、主治医にアドバイスをもらいましょう。

寝る前に無理な運動をしないようにしましょう。寝る直前まで体を酷使すると、寝つきが悪くなることがあります。

カフェインを控える

エネルギーを補給するために、炭酸飲料やコーヒーに手を伸ばしたくなることがあります。しかし、それがかえって寝つきを悪くしてしまうこともあります。特に午後と夕方には、カフェインを制限するようにしましょう。

太陽の光をもっと浴びる

できれば毎日、屋外で日光を浴びましょう。光、特に日光は体内時計、つまり医師が言うところのサーカディアンリズムをコントロールするのに役立ちます。体内時計とは、睡眠と起床の時間を知らせるものです。

B12をチェック

野菜や果物から低脂肪のタンパク質まで、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。特定の栄養素、特にB12が不足すると、疲労や衰弱の原因となります。

B12は、次のような食品に含まれています。

• 赤身の肉

• 乳製品

• マス、サーモン、マグロなどの魚類

水分補給を怠らない

十分な水分補給を心がけましょう。水分は栄養を体中に運ぶのに役立ちます。水分が不足すると、体が弱くなったり、疲れを感じたりします。野菜や果物、スープなど、水分を多く含む食品を摂ることも、この目標達成に役立ちます。