本態性振戦の診断

本態性振戦の診断方法について、医師が解説します。

医師は、体のどの部分に震えがあるのか、いつ起こるのか、ET以外の運動障害を示す他の特徴があるかどうかなどを指摘し、徹底的な評価を行います。MRIやCTスキャンなどの画像検査は、本態性振戦の診断には役立ちませんが、他の可能性のある振戦の原因を除外するために実施されることがあります。

本態性振戦の他に、振戦の原因となるものはありますか?

振戦は、他のさまざまな疾患や生活習慣によって引き起こされることがあります。それらを区別するのは、振戦が起こるタイミングです。安静時なのか、持続的な姿勢で起こるのか、特定の動作で起こるのかを確認することが重要です。

いくつかの異なる種類の薬物や薬剤が振戦を引き起こすことがあります。これらは以下の通りです。

  • アルコール(慢性的な使用)

  • 抗不整脈薬(アミオダロン(コルダロン)、プロカインアミド(プロカンビド)等

  • 抗けいれん薬-フェニトイン(ディランチン)、カルバマゼピン(カルバトロール、テグレトール)などのけいれん薬

  • リチウム?(特に抗けいれん薬や抗うつ薬などの他の薬と併用する場合

  • レグラン

  • ニコチン

  • コカイン

  • アルブテロール?(プロベンチルやベントリン)・・・喘息薬として販売されているもの?

  • メチルフェニデート(リタリン)

  • ・・・?

  • プソイドエフェドリン?(スダフェッド)

  • フルオキセチン(プロザック)、ノルトリプチリン(パメロール)、パロキセチン(パキシル)、セルタリン(ゾロフト)など特定の抗うつ剤。

その他、振戦の原因として、低血糖が考えられます。

  • 薬物の禁断症状?

  • 甲状腺の問題

  • パーキンソン病

  • 多発性硬化症

  • 脳卒中

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