乳房超音波検査は、音波を使って乳房の内部を画像化する、痛みのない検査方法です。乳房超音波検査の手順、リスク、目的、結果、準備について詳しく説明します。
乳房超音波検査は、音波を使って乳房の内部を画像化する、痛みのない方法です。音波が体の表面で跳ね返り、その "反響 "を記録してビデオや写真にします。
乳房超音波診断の目的
乳房の超音波検査を受けることがあります。
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乳房組織が緻密でマンモグラフィーが困難な場合
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妊娠している場合
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25歳未満の方
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マンモグラフィーで発見された疑わしい部分をより詳しく見るため
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乳房インプラントが破裂しているかどうかを確認するため
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腫瘍の位置を特定する。生検の際に針を刺す場所を特定することができます。
乳房のしこりが、嚢胞(液体の入った袋)なのか固形物なのか(癌の可能性もある)を知ることができます。
乳房超音波診断の準備
担当医が検査方法を説明し、質問にお答えします。超音波検査に同意する旨の用紙に署名していただく必要がある場合もあります。
検査前の飲食は通常通り可能です。ただし、乳房にローションやパウダーをつけないようにしてください。
簡単に脱げる服装でお越しください。検査中は腰から上の服を脱ぎ、ガウンを着用します。
乳房超音波検査の手順
検査内容は症例によって異なりますが、一般的には以下の通りです。
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パッド入りの診察台に仰向けになります。
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検査員が、検査部位の皮膚に少量の水溶性ジェルを塗布します。このジェルは、お肌を傷めたり、衣服を汚したりすることはありません。
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小さなパドルのようなプローブを皮膚の上で優しく動かします。
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数回、息を止めるように言われることがあります。
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検査は10~20分程度で終了します。
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その後、技師があなたの皮膚からジェルを拭き取ります。着替えをして、通常のスケジュールに戻ることができます。
乳房超音波検査結果
放射線科医と呼ばれる専門家が画像を見て、担当医に報告書を送ります。
医師は、結果について、またフォローアップ検査が必要かどうかについて、あなたと話をします。必要な場合もあります。
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医師が問題箇所を詳しく調べたり、別の画像検査が必要だと判断した場合
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経時的な変化を観察するため
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ある治療がうまくいっているかどうかを確認するため
乳房超音波診断のリスクと副作用
超音波検査は安全です。副作用はありません。レントゲンのような放射線は使いません。