風邪で働けないほど体調が悪いかどうかを確認する

風邪のような病気の兆候がある場合、仕事に行くべきかどうか判断するのは難しいものです。医師による以下のガイドラインが役立ちます。

風邪。病気だから働けない?

朝、目が覚めると、なんだか調子が悪い。くしゃみが1番の悩みかもしれません。あるいは、頭痛がする。どんなことであれ、あなたは決断を迫られています。家にいるのか、それとも会社に行くのか。

自分の症状を把握し、それが病欠の基準に合致しているかどうかを確認してください。

鼻水が出る

鼻水が出ていても、痛みや発熱がなく、体調が良い場合は、アレルギーが疑われます。仕事に行くのは問題ありません。

軽度のアレルギーであれば、市販の薬を利用することができます。しかし、ジフェンヒドラミンやクロルフェニラミンなど、眠くなる薬もあるので注意が必要です。この副作用が少ない薬としては、ロラチジンやセチリジンなどがあります。

花粉症がひどい、または抗ヒスタミン剤で改善しない場合は、アレルギー専門医に診てもらうとよいでしょう。アレルギー専門医は、何が問題を引き起こしているのかを調べるために、検査をしてくれます。症状を軽減するために、アレルギー注射を勧められることもあります。

詳しくは、「アレルギーや風邪の症状」をご覧ください。

悪寒と発汗

服がびしょびしょになるようなら、熱が出ている可能性が高いです。水分を十分に摂るようにしましょう。特に熱が102℃以上ある場合は、インフルエンザなどの感染症にかかっている可能性があるので、医師の診察を受けることを検討してください。

熱があり、扁桃腺に白い斑点がある場合は、溶連菌感染症に感染している可能性があります。この病気は感染力が強く、抗生物質が必要かもしれません。医師に連絡し、診断を確定するための検査を受けてください。

詳しい情報は、「のどの痛み」を参照してください。風邪、溶連菌感染症、それとも扁桃腺炎?

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咳が出る

喉の奥がイガイガしたり、鼻から粘液が垂れてくるような感じがしたら、その咳はアレルギーや風邪からくるものでしょう。でも、痛みや熱など他の症状がない限り、服を着て出勤してくださいね。

風邪をひいてから数日経って、濃い黄色の粘液を吐くようになった場合は、まだただの風邪でしょう。しかし、1週間以上続くようであれば、医師の診断を受けることをお勧めします。

咳が深く、息切れがするようであれば、風邪以上の症状かもしれません。気管支炎や肺炎など、より深刻な病気のサインである可能性もありますので、自宅で安静にして、すぐに医師に連絡しましょう。

詳しくは、「風邪が気管支炎になるとき」をご覧ください。

耳の痛み

耳がとても痛くて、よく聞こえない場合は、外耳炎の可能性があります。また、風邪で耳が詰まることも痛みの原因になります。いずれにせよ、医師に連絡して原因を調べてもらう必要があります。抗生物質や痛み止めの薬を処方してくれるかもしれません。

耳の感染症は伝染することはありません。しかし、耳の痛みと一緒に風邪の症状がある場合、最初の2~3日の間に他の人にうつしてしまうかもしれません。

詳しくは、「耳の痛み」をご覧ください。風邪か、耳の感染症か?

副鼻腔の痛み

目の周り、額の上、頬骨、歯の上まで痛む場合は、副鼻腔炎にかかったサインかもしれません。どうぞ病欠の連絡を入れてください。

通常は感染しないので、翌日には仕事に行くことができるでしょう。風邪の症状がひどい場合や、1週間経っても症状が悪化しない場合は、医師に連絡しましょう。

詳しくは、「風邪が副鼻腔炎になるとき」をご覧ください。

頭痛

頭痛で目が覚めたら、風邪かインフルエンザかもしれません。特に、くしゃみ、鼻づまり、体の痛みなどの他の症状がある場合は、注意が必要です。感染力が最も強く、体調が悪い間は、1~2日家にいる必要があるかもしれません。

頭痛があり、騒音や光に耐えられない場合は、片頭痛の可能性があり、職場にいるべきではありません。何度も起こるようであれば、医者に診てもらいましょう。効く薬もありますよ。

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結膜炎(けっかん

目が赤くなり、目尻に白いものや黄色いものができ、まつ毛がぐしゃぐしゃになったら、結膜炎の可能性があります。他の人にうつしやすいので、仕事には行かないでください。抗生物質で治療する必要があるかどうかを確認するために、医師に電話してください。他の人に感染させないように、よく手を洗うようにしましょう。

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