心臓病の方は、風邪をひくと大変なことになります。風邪の合併症を防ぎ、元気に過ごす方法を医師がお伝えします。
心臓病と風邪
心臓病の方は、風邪をひかないように特に注意してください。時に合併症を引き起こし、深刻な事態を招くことがあります。
例えば、風邪が肺炎になってしまうと、酸素を取り込むことが難しくなります。その結果、全身に血液を送り出すために、心臓がより強く働く必要が出てきます。
健康を守り、ベストな状態を保つためにできることをご紹介します。
風邪薬を飲んでも大丈夫ですか?
充血除去剤の入った薬は、血圧を上げる可能性があるので避けましょう。
市販の風邪薬を試すときは、必ず医師や薬剤師に、他の薬と干渉しないか確認してください。
風邪をひかないための工夫とは?
最大の防御策は、あなたとあなたの家族が定期的に手を洗うようにすることです。
また、風邪やインフルエンザが流行する季節には、人混みを避けるようにしましょう。十分な睡眠、栄養価の高い食事、定期的な運動、ストレス管理など、免疫系をベストな状態に保つことが大切です。
吸い込むものにも気をつけましょう。タバコの煙や大気汚染に気をつけましょう。
風邪に対するワクチンはありませんが、肺炎やインフルエンザなど、他の危険な感染症を予防するための予防接種はあります。
CDC は、心臓病の人々 は、毎年利用可能になるとすぐにインフルエンザ ワクチンを取得する必要がありますといいます。そうすれば、インフルエンザの季節が本格的に始まる前に、体が十分な抗体防御を構築する時間を持つことができます。インフルエンザの流行は、早ければ10月から始まり、遅くとも5月には終わります。
10月前に予防接種を受けるのがベストですが、インフルエンザのシーズンが終わるまででもかまいません。予防接種は通常、受けてから2週間ほどで予防効果が出始めます。
肺炎球菌による肺炎から大人を守るために、2種類の肺炎ワクチンがあります。65歳になったら受け始めるか、特定の病状がある場合は早めに受けましょう。肺炎ワクチンが必要かどうかは、医師に相談してください。