風邪の症状:咳、鼻水、熱が出ないなど

ドクターズガイド 風邪の症状について

風邪の症状は、風邪のウイルスに感染してから1~4日ほどで感じられるようになります。鼻やのどが焼けるような感じから始まり、くしゃみ、鼻水、体がだるい、気分がすぐれないなどの症状が現れます。この時期は最も感染力が強く、他の人にうつしてしまう可能性があるので、家で安静にしているのが一番です。

最初の数日間は、水っぽい鼻水が出ます。その後、これらは濃くなり、黄色や緑色になります。軽い咳が出ることもあります。それほど悪化することはありませんが、発病後2週目まで続くことが多いようです。慢性気管支炎や喘息を患っている場合は、風邪をひくと悪化します。

風邪は免疫力を低下させるので、副鼻腔、内耳、肺の細菌性超感染症のリスクを高める可能性があります。市中肺炎は、風邪から始まることもあります。3~7日後に症状が良くなるどころか悪化した場合は、細菌感染している可能性があります。この症状は、ライノウイルス以外の風邪のウイルスが原因であることもあります。

通常、発熱はありません。むしろ、発熱や症状が重い場合は、風邪ではなくインフルエンザに感染している可能性があります。

風邪の症状は、通常3日程度続きます。その時点で最悪の状態は終わりますが、1週間以上、鼻づまりを感じることがあります。

新生児を除いて、風邪そのものは危険ではありません。特別な薬を使わなくても、通常4〜10日で治ります。しかし、風邪をひくと体の抵抗力が落ち、細菌に感染しやすくなります。

風邪の症状がひどい場合は、医療機関を受診してください。医師は、喉、肺、耳などを診察します。肺炎が疑われる場合は、胸部レントゲン検査が必要です。

風邪をひいてしまったら、医師に連絡しましょう。

  • 飲み込みが悪い

  • のどの痛みが2~3日以上続いている、特に悪化しているような場合

  • 耳が痛む

  • 首がこる、または明るい光に敏感な方

  • 妊娠中または授乳中の方

  • 新生児や乳児に風邪の症状がある

  • のどが痛く、体温が101度F以上である

  • 風邪の症状が3日目以降に悪化した場合、二次的な細菌感染の可能性がある

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