空気造影バリウム注腸は、大腸を画像で確認するための検査です。手順についてはこちらをご覧ください。
また、憩室炎などの炎症に関連する大腸の病気があると医師が判断した場合にも、バリウム注腸は有用です。
準備の方法は?
検査前の数日間、医師から何を食べ、何を飲まない方がよいか説明があります。検査がうまくいくためには、大腸が空でなければならないので、そのガイドラインに従う必要があります。
一般的に、食事はより流動的にし、固形食を減らす必要があります。あるいは、固形物のない流動食を医師から勧められることもあります。
必要であれば、検査前に大腸をきれいにするために、下剤や浣腸を勧められることもあります。
空気造影剤によるバリウム浣腸では何が行われるのですか?
検査時間は約45分です。
検査室のテーブルの上に仰向けに寝ます。
背後には、体の映像をモニターに映し出す専用のX線装置があります。X線技師は、おそらく最初にあなたの腹部の通常のX線を取るでしょう。その後、直腸に潤滑性のあるチューブを入れられます。この管は硫酸バリウム溶液の入った袋に接続されています。技師はゆっくりと腸に溶液を送り込み、そこに空気を送り込みます。
バリウムを使用することで、技師は腸の内壁をいくつかの角度から鮮明に写すことができます。このうち、いくつかの角度では、大腸のすべての部分を撮影するため、体を動かします。正しい姿勢になったら、X線が撮影される間、じっと息を止めている必要があります。
検査中、軽いけいれんや強い便意を感じることがあります。深呼吸をすることで、この感覚を和らげ、リラックスしてください。
検査後はどうなりますか?
検査結果が出るまで2~3日かかることがあります。放射線技師がすぐにフィルムを見る場合は、より早く結果が出る可能性があります。
エアコントラストバリウム浣腸の後は、すぐに普段の食事や生活に戻ることができます。
バリウムの残りは数日間排出されます。その間、ウンチが白く見えることがあります。水をたくさん飲むと、バリウムを体外に出すことができます。
まれに、空気造影剤を使ったバリウム浣腸で、感染症や直腸壁の裂け目ができることがあります。その場合は、すぐに医師に連絡することが大切です。
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