肺気腫の日常生活をより快適にするための方法をご紹介します。
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体を潤し、粘液を薄く保つためには、1日に約8杯の水分が必要です。水が最適ですが、フルーツジュース、カフェイン抜きのコーヒー、紅茶も飲むことができます。カフェインとアルコールは体を乾燥させるので、制限してください。そして、牛乳も飲むことができます。その栄養源は良いものです。痰がからみやすいと思われる方は、全乳ではなくスキムミルクにするか、植物性の飲み物にしましょう。
食べるペース
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食事は3回に分けて摂るより、4~6回に分けて摂る方が、満腹感がなく呼吸が楽になります。食事は、疲れにくく、動きやすい時間帯に摂るようにしましょう。消化がよくなります。ゆっくり食べましょう。食事が終わったら、すぐに横にならないようにしましょう。
食事はやわらかく、シンプルに
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たくさん噛むと息切れがします。よく火を通した野菜、ひき肉、パスタ、マッシュポテト、スープ、キャセロールなど、やわらかいものを選びましょう。パンは液体に浸して食べると食べやすくなります。フルーツスムージーやミルクセーキは腹持ちが良い。
塩分について確認する
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ナトリウムを摂り過ぎると、体が水分をため込んでしまう。血圧が高くなり、息切れがひどくなることもあります。食品表示をよく読み、ナトリウムの含有量が140ミリグラム以下のものを選びましょう。プレッツェルやチップスなどの塩分の多いスナックは避けましょう。ハムやサラミなどの肉類を制限する。ピクルス、オリーブ、ザワークラウトなどの塩漬け食品、バーベキューや醤油などの瓶詰めのソースは、隠れた供給源です。
ドライマウスを克服する
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医師はこれを口腔乾燥症と呼んでいます。原因はいくつかあり、様々な薬や酸素療法などがあります。日中は水筒を用意しておくとよいでしょう。この問題を解決するために設計された市販の口腔洗浄剤を試してみるのもよいでしょう。また、夜間は加湿器を使用するのも効果的です。清潔に保つための説明書に必ず従ってください。
快適な服装
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体にフィットした服は、着るのに手間がかかり、呼吸を窮屈にすることがあります。巾着型のパンツはいかがでしょう。ボタンやファスナーを閉めるのが大変な、背中で留めるタイプのものは避けましょう。女性は、スポーツブラやキャミソールを着用するとよいでしょう。タートルネック、ボタン付きの襟、ネクタイ、その他首回りがきついものは避けましょう。靴はスリッポンを履きましょう。
吸入器の正しい使い方
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吸入薬は、治療において重要な役割を果たすことがあります。毎日使うものと、特に息切れがするときのためのレスキュー用と、2種類以上持っている人もいるでしょう。どれがどれで、どのように使用するのか、きちんと把握しておきましょう。残りの服用回数を確認する。ステロイドを含む薬を使用した場合は、使用後に必ず口をすすぎましょう。
自分の身は自分で守る
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肺気腫はインフルエンザの合併症を起こしやすいので、毎年インフルエンザの予防接種を受けましょう。肺炎の予防接種についても、医師に相談してください。風邪やインフルエンザの季節には、頻繁に手を洗い、人ごみに出る場合は手の消毒剤を使いましょう。
リハビリを考える
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肺のリハビリテーション・プログラムは、多くのリソースを一度に提供しています。栄養カウンセリングを受けたり、呼吸法を学んだりすることができます。また、禁煙の手助けが必要な場合は、医療専門家がアドバイスをしてくれます。また、安全に運動する方法も教えてくれます。
肺を刺激しない
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寒い日の外出は、スカーフやマスクで口を覆い、冷たい空気が気道のけいれんを起こさないようにしましょう。ペンキの煙、車の排気ガス、香水、お香など、症状を悪化させる可能性のあるものは避けましょう。また、暖房器具やエアコンのフィルターは定期的に交換しましょう。
肥大化を防ぐ
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お腹が膨れると、呼吸が苦しくなります。豆類、ブロッコリー、芽キャベツ、カリフラワー、タマネギ、ニンニク、ピーマン、キュウリなど、ガスを発生させる食品を制限するようにしましょう。スパイシーな料理や揚げ物、炭酸水などの発泡性飲料も問題です。
旅行には前もって計画を
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特に高温多湿、高地、大気汚染の多い場所に行く場合は、医師に旅行の計画を伝えましょう。航空会社や客船に、酸素の持ち込みに関する規則を事前に確認しておく。車内では、隣の座席に置いておくとよいでしょう。