痔の症状・診断:痔かどうかの見分け方

痔かもしれない、医師に連絡したほうがいいのか、と悩んでいませんか?痔の最も一般的な症状と診断方法について詳しく説明します。

  • 肛門の周りに不快感、かゆみ、または痛みを感じる

  • トイレに行ったとき、トイレットペーパーや便器に血が付着しているのを見る

  • 肛門の縁や肛門から膨らんだところに、湿ったピンク色のぶつぶつができる(紫や青に見えることもあります。)

医師に連絡するタイミング

痔の出血だと思っても、直腸出血がある場合は医師に連絡しましょう。大腸ポリープ、大腸炎、クローン病、憩室炎、大腸がんなどの症状でもあるのです。裂肛も痛みや出血の原因となることがあります。ですから、正しい診断と治療を受けるようにしたいものです。

痔がとても痛かったり、自分で治療してみても良くならない場合は、医師に伝えましょう。

診断と検査

医師はあなたのお尻を見ます。潤滑油を塗った手袋をはめた指や器具を肛門の中に入れることがあります。アノスコープとは、直腸の下部数インチを観察するための中空の照明付きチューブです。肛門鏡は、肛門鏡に似た働きをしますが、医師がより多くの直腸を見ることができるようになります。

内痔核を見つけたり、肛門からの出血を引き起こす可能性のある他の疾患を除外したりするために、他の検査が必要になる場合もあります。

S状結腸鏡検査は下部結腸(S状結腸)を観察し、結腸鏡検査は結腸全体を観察するものです。どちらも、直腸に挿入する照明付きの柔軟な観察用チューブを使用します。

また、バリウムX線検査では、大腸の内部全体の輪郭を見ることができます。まずバリウム浣腸を行い、その後技師が下部消化管のX線撮影を行います。

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