犬のケア 愛犬をお風呂に入れるときのポイント

愛犬の入浴について、愛犬が楽しく、飼い主が効率よく入浴できる方法をご紹介します。

早めに始める

長期的に良い結果を得るには、子犬の頃からお風呂に入れましょう。そうすることで、愛犬がお風呂の時間に慣れ、お風呂に入ることが生活の一部であることを理解できるようになります。いつから入浴させたらよいかわからない場合は、獣医師に相談してください。

ASPCAは、四半期ごとに犬をお風呂に入れることを推奨しています。最初の入浴は、生後8週間ごろになるかもしれません。愛犬のニーズが異なる場合は、獣医師に相談するとよいでしょう。人間と違って、犬は清潔で健康な状態を保つために頻繁にお風呂に入る必要はありません。ただし、外で過ごす時間が長い場合や、特定の皮膚疾患を持っている場合は、より頻繁に入浴させる必要があります。

毛並みや皮膚について考える

犬種によって、入浴の必要性は異なります。健康でつやのある毛並みを保つために、ビタミンやミネラルを補給する必要がある犬もいます。毛が長い犬種は、毛の絡まりを防ぐためにコンディショナーが必要な場合があります。

皮膚が敏感な犬やかゆみがある犬は、専用のトリートメントが必要な場合があります。シャンプーには、肌を落ち着かせる成分や乾燥を防ぐ成分が含まれているものが必要かもしれません。あなたの愛犬がどのような犬種で、どのようなシャンプーやコンディショナーが最適なのか、獣医に相談してみてください。

あなたの犬の毛が白い場合は、染料を含まない洗浄剤が必要な場合があります。オレンジ色に着色されているシャンプーを使用すると、時間が経つにつれて犬の被毛がオレンジ色に変色し始めることがあります。シャンプーボトルが透明でない場合は、蓋を開けてシャンプーを覗き込むと、何色かわかります。

ゆっくりスタート

子犬の頃は、シャンプーやコンディショナーはあまり重要ではありません。水と洗濯バサミやスポンジを使って、お風呂に慣れさせましょう。お湯の温度は快適な温度にしてあげましょう。皮膚をマッサージしてあげたり、お風呂に入ることを嫌がらないか注意しましょう。

この時点では、入浴を始めたばかりなので、短時間でOKです。不安そうにしているようなら、お風呂をやめ、外に連れ出して乾かしてあげましょう。徐々に長風呂にしていき、準備が整ったら洗顔料も導入しましょう。

バスタイムを楽しくする

愛犬がお風呂を汚すとストレスに感じるかもしれませんが、愛犬がお風呂に入ることを心地よく感じるようにすることが大切です。お風呂を嫌がったり、抵抗したりするのではなく、お風呂に入ることを楽しみにするようになるかもしれませんね。

お風呂の時間には、落ち着いた声で話しかけ、励ましの言葉をかけてあげましょう。言葉の力を侮ってはいけません。お風呂が終わったら、タオルでくるんで、愛犬が乾くまで添い寝をしてあげましょう。その際も、「いいことをしたね」「どうしてお風呂がいいんだろうね」と声をかけてあげてください。たとえ、あなたの言葉をすべて理解できなくても、あなたの言っていることは理解できるはずです。

ジェントル・イズ・ベスト

子犬は暴れん坊ですが、お風呂の時間を幼児に例えてみましょう。この時期は、あまりゴシゴシと肌をこすらないようにしましょう。毛の生え変わりに合わせて、やさしく洗ってあげましょう。お風呂上りにブラッシングやドライヤーをかけるときも、同じように行います。

すすぎは2回

シャンプーやコンディショナーをしっかり洗い流すことが大切です。すすぎが終わったと思ったら、そのまま続けてください。すすぎ残しがあると、皮膚に刺激を与えることがあります。首から尻尾にかけて、やさしくマッサージするように洗うと、皮膚に水分が行き渡ります。

乾燥

被毛があまり長くない、または厚くない場合は、自然乾燥で大丈夫です。厚い毛や長い毛の場合は、ドライヤーの温度設定を一番低くして乾かしてください。ブラッシングは、被毛の成長パターンに合わせて、ゆっくりと行います。ドライヤーの音はうるさいけれども、怖くないとわかるまで時間をかけてあげましょう。頭から遠いところから始めて、徐々に上げていくのもよいでしょう。

顔と耳

お風呂の時間には、犬の目、耳、鼻、口の周りに気をつけましょう。シャンプーに「涙が出ない」と書いてあっても、目を刺激することがあります。シャンプーやリンスを口にすると、お腹をこわすことがあります。シャンプーやリンスを口に入れたり、お風呂のお湯を飲んだりしないようにしましょう。

耳の中をきれいにする方法については、かかりつけの獣医師にご相談ください。水やシャンプーを使うと、耳の穴に入り込んで感染症を引き起こすことがあります。その代わりに、愛犬の耳のために作られた特別な治療法や道具を探しましょう。

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