米連邦最高裁が中絶を合法化する「ロー対ウェイド裁判」を覆すかもしれないという情報が流れた後、妊娠を終了させるための錠剤を製造している会社の関心が急上昇している。を覆す可能性があるとの情報が流れたため。
SCOTUSのリーク後、中絶薬への関心が急上昇
By Ralph Ellis
大紀元日本5月5日】米最高裁がロー対ウェイド判決を覆すかもしれないとの報道を受けて、米国の女性の中絶薬入手を支援する遠隔医療サービス「Aid Access」に問い合わせる人が増えているようだ。
エイド・アクセスと提携しているワシントンDCの遠隔医療サービス、フォワード・ミッドウィフェリーのクリスティ・ピットニー氏はロイターに対し、エイド・アクセスのウェブサイトには、月曜日には1290人しかいなかったのに対し、火曜日には処方箋や情報を求める3万8530人の訪問者があった、と語った。彼女はこの増加について、「非常識なほど高い数字だ」と述べた。
この急増は、月曜日に最高裁からリークされた意見書の草案が公表された直後のことで、それによると、裁判官の過半数がロー対ウェイド裁判を覆すべきと考えているとのことである。もしそうなれば、中絶を認めるかどうかの判断は各州に委ねられることになる。
中絶薬は、患者がクリニックに行く必要がないため、州の制限を回避する方法と考えられています。なぜなら、患者はクリニックに行く必要がないからです。自宅で遠隔医療相談を受け、郵便で錠剤を受け取ることができます。
ロイター通信によれば、米国の20の州は、患者がオーストリアに本拠を置くAid Accessや提携診療所と遠隔健康相談を行った後、中絶薬を処方することを許可しているという。ピトニーのような処方者はその後、地元の薬局を通じて処方箋を注文する。
ロイター通信によると、エイド・アクセスはさらに4つの州でプロバイダーを増やそうとしているという。残りの州のうち、19州は中絶薬の処方にテレヘルスを使うことを禁止あるいは制限している。ロイターによれば、Aid Accessは、インドの通信販売薬局を通じて中絶薬を処方するヨーロッパの医師と協力することによって、これらの制限を回避しているとのことである。
ロイターによれば、中絶薬はGenBioProとDanco Laboratoriesによって米国市場向けに製造されているとのことである。
ピトニー氏は、「多くの臨床医と話したが、彼らは確実に入手できるよう、(錠剤を)買いだめしている」と述べた。
中絶の権利を支援する研究団体「ガットマッハー研究所」は2月、2020年には米国の中絶の54%が薬物療法で行われると発表した。薬による中絶が全米の中絶の半分以上を占めるのはこれが初めてだ。