乳児によく見られる皮膚のかぶれである湿疹。ここでは、乳児湿疹のかゆみやかぶれを治す方法をご紹介します。
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突然、呼吸困難などの症状とともに発疹が出た場合
乳幼児の10人に1人は、乾燥したかゆみを伴う湿疹が出たり消えたりする「湿疹」です。危険な症状ではありませんが、赤ちゃんにとってはかゆくて不快で、親にとってはイライラすることがあります。
もしもの時は医師に連絡しましょう。
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赤ちゃんに新しい発疹ができた。
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発疹が化膿しているように見える、赤く見える、黄色い痂皮や滲出液がある。
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家庭でできる湿疹の治療が効かない。
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赤ちゃんが発疹に伴って発熱している。
1. お子さまをお風呂に入れる
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ぬるめのお湯を使いましょう。熱いお湯は湿疹を悪化させることがあります。
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石鹸の使用を制限し、石鹸の種類を医師と相談する。
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子どもの皮膚を2回ほどすすぎ、石鹸の残留物を除去する。
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長時間の入浴は刺激になるので、短時間にしましょう。
2. 保湿
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お風呂から上がったら、すぐに赤ちゃんの肌に優しい保湿剤をつけてあげましょう。1日に数回、またはオムツ交換のたびに塗り直してください。
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医師が薦めない限り、薬や薬用クリームは使用しないでください。
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低刺激性の無香料保湿剤がベストです。
3. お子さまに快適な服装を
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軽くて通気性の良い綿の生地が一番快適かもしれません。着る前に洗濯をしましょう。
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ウール、ナイロン、化学繊維など、重いもの、締め付けるもの、傷つきやすいものは避けましょう。
4. 刺激の防止
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子供がひっかかないようにする。爪を短く、清潔に保つ。
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アレルギーを誘発することがわかっている物質は避ける。
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香りのある石鹸や洗剤などの刺激物を避ける。
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冷湿布で痒みを和らげる。
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赤ちゃんが暑すぎたり、汗をかいたりしないようにしましょう。どちらか一方でも湿疹が悪化することがあります。
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小児科医に相談せずに、赤ちゃんに抗ヒスタミン剤を与えないでください。
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かゆみを和らげる薬や、食物や環境のアレルゲンが湿疹の引き金になっていないか、小児科医に相談してみましょう。