まぶたが腫れるのは、目の周りの組織に炎症が起きていることが原因です。 症状や原因、治療法など、腫れぼったいまぶたについて詳しく解説します。
まぶたの腫れは、目の周りの組織に液体が溜まって起こるものです。また、かゆみや痛みがある場合もあります。
まぶたの腫れの原因
まぶたの腫れは、多くの場合、以下のような別の病状の症状として現れることがあります。
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アレルギー
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まぶたの炎症(眼瞼炎)
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結膜炎(ピンキー)
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帯状疱疹
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まぶたの油腺が詰まった状態(霰粒腫)
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まぶたの感染症(瞼板症)
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眼窩(がんか)周囲の感染症(眼窩蜂巣炎
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バセドウ病などの甲状腺の病気
いつ受診すればいいのか?
まぶたの腫れは、通常1日程度で自然に治ります。24~48時間経っても良くならない場合は、眼科を受診してください。症状を聞き、眼球やまぶたの状態を調べます。また、皮膚の変化や痛みなど、腫れの原因となっているものがないかを確認します。
腫れぼったいまぶたの治療法
治療法は、原因によって異なります。感染症がある場合は、抗生物質の点眼薬、軟膏、クリームを使用して症状を改善する必要があります。それでも改善されない場合は、医師から抗生物質を処方してもらい、口から服用することもできます。また、ステロイドの薬を服用することもあります。
症状を和らげるために、目の周りの手入れをし、清潔に保つようにしましょう。
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湿布を貼る。清潔な濡れた布を1日2回、15分ずつ目の上に置くと、まつ毛についた地肌をほぐし、皮脂腺に詰まった余分な油分を取り除くのに効果的です。
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患部をやさしく洗う 湿布を外したら、ベビーシャンプーと水を混ぜたものを綿棒や洗面器でまぶたを軽く洗います。その後、よくすすぎましょう。
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目を休ませましょう。症状が良くなるまでは、アイメイクやコンタクトレンズの着用は控えましょう。
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ドライアイをケアする。市販の人工涙液を使って、目の潤いを保つようにしましょう。抗ヒスタミン剤の点眼は、アレルギーに効果があります。