耳に異物が詰まったときの対処法

耳の中に何か詰まっていると、痛いだけでなく、危険な状態になることもあります。耳の穴に異物が詰まったときの対処法をご紹介します。

赤ちゃんや幼児は、キャンディーや豆、石などの小さなものを耳に入れることが知られています。また、ゴキブリやガ、ハエなどの昆虫も、大人や子供の耳に入り込むことが知られています。

耳の中に何が入っているかにかかわらず、できるだけ早くそれを取り除くことが重要です。そのために大切なことをご紹介します。

  • 子供の頭を傾けて、異物が落ちるかどうか確認する。

  • 耳の中の物体が見え、簡単に取れそうな場合は、ピンセットで慎重に引き抜きます。このとき、奥まで押し込まないように注意し、耳を突いたり、無理に取ろうとしないようにしましょう。外耳道はとても敏感なので、痛みを伴う可能性があります。

  • 生きている虫の場合は、殺してしまってから取り出そうとします。温かい(熱くない)ベビーオイルや植物油を数滴、耳の中に入れる。子供に頭を傾けてもらい、優しく振って虫を追い出す。この方法は、虫以外には使わないでください。また、子供が痛がっているとき、耳から出血しているとき、耳にチューブを入れているときは使わないでください。

  • 鼓膜を傷つけていないこと、耳の中にチューブが入っていないことを確認した上で、少量のぬるま湯で洗い出す。

  • 自分で取り出せない場合や、耳の中に異物が残っている場合は、すぐに医師の診断を受けましょう。また、取り出した後、痛みや難聴、違和感がある場合は、医師の診断を受けてください。

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