氷の嵐の中で安全に過ごすための方法をご紹介します。必要なもの、気をつけるべきことをご紹介します。
暴風雪警報
暴風雨の安全は、暴風雨が来る前に始まります。テレビ、ラジオ、インターネットの天気予報に注意しましょう。米国では、緊急時に正確な気象情報を入手するために、米国海洋大気庁(The National Oceanic and Atmospheric Administration)が良い情報源となります。
氷嵐に備えるには
冬の嵐がやってくるとわかっている場合は、嵐の前の数日間に準備する必要があります。
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停電に備えた家族の安全策や避難計画を立てる。
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防災グッズを補充しておく
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食料と水を買いだめしておく
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暖房用燃料を多めに用意しておく。
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緊急時にどこへでも行けるように、また車の燃料パイプが凍結しないように、ガソリンを満タンにしておきましょう。
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ペットを室内に入れる。
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牛や馬など屋外で生活する動物の避難場所や凍結していない食べ物や水を確保する。
氷の嵐の中、外出しなければならない場合の対処法
屋内にいることが、氷の嵐の中で安全を確保するための最善の方法です。寒さの中で長時間過ごすと、低体温症や凍傷になることがあります。氷の嵐は、枝や電線が落ちてくることが多く、近くにいる人を危険にさらすことになります。
どうしても外に出たいときは
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倒れている電線に近づかない
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倒れた木の枝や破片には、倒れた電線が隠れていることがあるので、近づかないこと
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車を運転する場合は、車に防災用品や救急用品を積んでおく。
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携帯電話はフル充電して、充電器を持参して外出しましょう。
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行き先、予定経路、目的地への到着時刻を誰かに知らせておくこと
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なるべく日中に外出する
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できれば誰かと一緒に行動する
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外出時は寒さをしのぐために休憩をとる
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手袋、帽子、防寒着など暖かい服装を心がける
アイスストームによる停電で安全に過ごす方法
氷嵐時に停電になることはよくあります。停電になり、暖房に電気が必要な場合は、暖かい服装をしましょう。使っていない部屋のドアを閉め、暖房を一カ所に集中させましょう。宿泊している部屋のドアの下にタオルや雑巾を敷いて、暖かくしておく。非常用持ち出し袋を使用する場合は、説明書に従って換気に気をつけましょう。
また、停電になった場合は、電気製品のプラグを抜いておくと、停電後の電力サージによる被害を防ぐことができます。
その他、停電時に安全で暖かく過ごすためのヒントがあります。
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夜間、窓を黒い布で覆い、熱を逃がさないようにする。
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日中、窓からの日差しで熱を取り込むために、黒い布を床に敷く
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お風呂を沸かし、浴室を暖かくする
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配管が凍らないように蛇口をしずくに設定する
一般的な氷嵐の安全対策
氷嵐時には、次のようなことも必要です。
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定期的な食事と水分補給を心がける
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温かい飲み物やスープを口にする
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燃料を節約するために、サーモスタットを日中は華氏65度、夜間は華氏55度以下に保ちましょう。
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高齢者、障害者、病人、または一人暮らしの友人や家族の様子を確認しましょう。
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状況が安全になるまで、ラジオやインターネット、テレビのニュースで嵐の最新情報をチェックし続ける
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激しい運動に慣れていない人は、雪かきや氷の除去の際に無理をしないようにしましょう
毎年の氷雨対策
冬の気候の地域にお住まいの方は、毎年、冬になる前に、以下のことを行ってください。
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一般的な冬の嵐の安全について、家庭の計画を立てる。
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不凍液、ワイパー、バッテリー、暖房装置など、車の点検と冬支度をしましょう。
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車に冬用タイヤを装着してもらいましょう。
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チェーンやスタッドレスタイヤが必要な地域かどうか確認する。
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雪や氷を除去するために、スクレーパーと小さなほうきを車に積んでおく。
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救急箱、毛布、アンテナにつける色鮮やかな布などを用意しておきましょう。
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家族全員分の防寒着を車に積んでおく。
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窓やドアにコーキング材やウェザーシールストリップを使用し、家の断熱性を高める。
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安全であれば、暖房用の燃料を多めに用意する。
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薪や石炭ストーブ、非常用発電機など、非常用の暖房器具を用意しましょう。
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暖炉の換気をよくしてください。
氷の嵐は危険を伴いますが、以下の安全対策を行うことで、嵐を乗り切り、より安全に楽しむことができます。