高カリウム血症の人の多くは、カリウムの少ない野菜や果物を中心に食べ、カリウムの多い食品を食べるときは量を制限すると、カリウム値をコントロールできると感じています。
多くの場合、それはカリウムの摂取を控えることを意味します。
健康な成人は、1日に約2,600~3,400ミリグラムのポタシ ウムを必要とします。カリウム制限食の人は、1日2,000ミリグラム程度しか摂取できないかもしれません。
カリウムは多くの食品に含まれています。果物、野菜、豆類にはカリウムが多く含まれています。また、乳製品、肉、魚、鶏肉にも含まれています。
カリウムを多く含む食品を食べる場合は、カリウム含有量の少ない果物や野菜に注目し、量を制限するよう医師から勧められるでしょう。カリウムが少なすぎるのも問題なので、バランス をとることが大切です。
カリウムを多く含む食品
カリウムを多く含む食品として、意外に知られているのがドライアプリコットです。カップ半分で1,000ミリグラムのカリウムが含まれています。他のドライフルーツにもカリウムは豊富に含まれています。プルーン1/2カップで700ミリグラム、レーズン1/2カップで618ミリグラムを摂取できます。
豆類は体によいものですが、カリウムを多く 含むものもあります。調理したレンズ豆1カップで731ミリグラムのポタシ ウムが摂取できます。缶詰のキドニービーンズは1カップで607ミ リグラムのカリウムを摂取できます。
野菜は誰にとっても良いものですが、カリウム 制限食の場合は、どんぐりカボチャ(つぶ したどんぐりカボチャ1カップに644ミリグラム)、 ジャガイモ(中サイズの焼き芋1本に610ミリグラ ム)、ほうれん草(生のほうれん草2カップに344ミリ グラム)など、特定の野菜を制限するように医 師から言われるかもしれません。
カリウムは植物性食品にだけ含まれているのではありません。あなたは、3オンスの鶏の胸肉でそれの332ミリグラム、無脂肪ヨーグルトから330ミリグラム、そして3オンスのサーモンから326ミリグラムを得ることができます。
お茶にもカリウムが含まれています。また、塩の代用品を使っている場合は、その中にカリウムが含まれている可能性があります。
医師や栄養士は、制限すべき食品と代わりに食べるべき食品の完全なリストを教えてくれるはずです。
食品に含まれるカリウムを減らす方法
缶詰は、食べる前にカリウム濃度を下げることができます。一つは、果物や野菜、肉などの缶詰を食べる前に水気を切り、液体を捨ててしまうことです。
もう一つの方法は、カリウムを多く含む野菜を浸漬して、カリウムの一部を抜き取ることです。そのためには、まず野菜を水に浸し、たっぷりの水(野菜の10倍以上の水を使う)で調理し、調理した野菜を冷水で洗い流します。
管理栄養士や栄養士と連携する
栄養士は、あなたが普段何を食べ、飲んでいるかをよく観察し、必要な栄養素を含んだ低カリウムの食事計画を提案してくれます。
また、隠れたカリウムの摂取源となるものを避ける手助けもしてくれます。保存食に含まれる添加物や、カリウムを含む低ナトリウムの食塩の代用品などです。