心不全、肺炎、COPD、喘息など、胸が重くなったり、締め付けられるような感じがする原因について、医師が解説しています。
心臓発作
心臓発作を意味する可能性のある症状であれば、ごまかさない方がよいでしょう。息苦しくなるような胸痛?もその一つです。もある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
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胸の中心が圧迫されるような痛み
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腕、背中、首、あご、お腹の痛み
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息切れがする
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汗をかく、吐き気がする、ふらつく
心筋梗塞の症状について詳しくはこちら
心不全(しんふぜん
心不全は、心臓のポンプ機能が低下したときに起こる深刻な病気です。
るかもしれません。
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息切れ(特に横になっているとき
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疲れて力が出ない
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咳が止まらない(特に夜間
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脚や足首の腫れ
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体重増加
これらの兆候に気づいたら、すぐに医師に連絡しましょう。心不全の症状について詳しくはこちら
肺炎(はいえん
細菌、ウイルス、真菌に感染して起こる肺の感染症です。最初はインフルエンザから始まることもあります。息切れを感じたり、次のような症状が出ることがあります。
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黄緑色または血の混じった痰が出る
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発熱
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悪寒
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息を吸うと局所的に胸が痛む
これらのうち、一つでも当てはまったり、肺炎かもしれないと思ったら、医師の診察を受けましょう。肺炎の症状や原因について、詳しくはこちら。
風邪(ふうじゃ
風邪に伴うくしゃみ、咳、鼻づまりは皆さんもよくご存じでしょう。風邪は上気道に影響を与えるウイルスですが、肺もうっ血してしまうことがあります。気道が炎症を起こし、余分な粘液が作られます。その一部が咳き込むようになるかもしれません。
十分な休息をとり、水分をたくさんとると、肺の粘液を薄めることができます。風邪の症状について、詳しくはこちらをご覧ください。
インフルエンザ
風邪のウイルスと同じように、インフルエンザウイルスも鼻、目、口の粘膜から体内に侵入します。インフルエンザの症状は、鼻づまり、咳、痛み、倦怠感など、しばしば風邪の症状に似ています。しかし、一般的な風邪では、101度以上の熱が出ることはほとんどありません。インフルエンザの症状では、おそらく最初はインフルエンザウイルスで発熱し、惨めな気分になるでしょう。また、体や筋肉の痛みもインフルエンザの方が一般的です?
インフルエンザは、肺炎につながる深刻な病気です。これらの厄介な細菌は通常、呼吸器系の上部に付着しています。しかし、肺に侵入したときからが問題なのです。肺の気嚢が感染して炎症を起こし、液体でいっぱいになってしまうのです。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)
肺気腫や慢性気管支炎と呼ばれることもあり、息切れがすることがあります。この病気は喫煙が原因の場合がほとんどです。
COPDになると、肺の気道が炎症を起こして厚くなるため、入ってくる酸素が減り、出ていく二酸化炭素も減ります。時間が経つにつれて、息切れがひどくなります。
医師は、症状を抑えるための薬を処方することができます。さらに悪化すると、呼吸困難に対処するために酸素ボンベを使用する必要が生じるかもしれません。
肺のためにできる最善のことは、禁煙することです。COPDの症状や原因についてはこちら。
肺がんについて
ほとんどの場合、喫煙が原因です。症状は以下の通りです。
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胸痛
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息切れ
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嗄声(させい
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咳、時に血の混じった咳
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気管支炎や肺炎などの肺の感染症
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体重減少
肺がんの症状について詳しくはこちら
気管支喘息
喘息は、花粉、ペットのフケ、ゴキブリ、煙、大気汚染物質、職場の化学物質など、特定の一般的な誘因に気道が過剰に反応する病気です。この病気は、家族に遺伝する傾向があります。
喘息では、呼吸をするときにゼーゼーという音がすることがあります。運動した後や、風邪をひいたときにだけ起こることもあります。また、胸が締め付けられるような感じがすることもあります。また、夜間に咳が出たり、息切れがしたりすることもあります。
肺の炎症を抑えるために毎日服用する薬や、吸入してすぐに効果を発揮する吸入薬など、さまざまな薬があります。喘息の症状、原因、誘因についてもっと読む。
アレルギーについて
アレルギーがあると、呼吸がしづらくなり、胸のつまりや涙目、喘鳴が起こります。花粉、ほこり、ペットのフケなどが主な原因です。
症状を和らげる方法はたくさんあります。抗ヒスタミン剤や充血除去剤などの薬物療法が有効な場合もあります。また、定期的にアレルギーの予防注射をすることもできます。アレルギーの症状についての詳細は、こちらをご覧ください。