細菌性肺炎の症状とは?どうしたら治るの?
以下のような方は、細菌性肺炎になるリスクが高くなります。
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65歳以上の方
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喘息、糖尿病、心臓病など、他の疾患をお持ちの方
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手術後の回復期である
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食事が偏っている、ビタミンやミネラルが不足している
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体の防御機能を低下させる他の病気を持っている
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タバコを吸う
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アルコールの飲みすぎ
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ウイルス性肺炎を発症した
免疫力が低下している人も、細菌性肺炎にかかるリスクが高くなります。例えば、最近臓器移植を受けた方などです。HIV陽性の人、白血病、リンパ腫、重い腎臓病の人も、感染する可能性が高くなります。
症状
症状は、猛烈な勢いでやってくることもあれば、数日かけてじわじわと効いてくることもあります。一般的な症状としては
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最高105Fの高熱
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緑色、黄色、または血の混じった粘液の咳払い
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震えるような寒気
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特に動き回ったときに息苦しさを感じる
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非常に疲れを感じる
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食欲がない
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咳をした時や深呼吸をした時などに、鋭い、または刺すような胸の痛み
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汗をたくさんかく
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呼吸や心拍が速い
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唇や爪が青くなる
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混乱(特に高齢者の場合
高熱
防止
細菌性肺炎の予防注射は2種類あります。
PCV13(プレブナー13)が対象です。
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65歳以上の方
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5歳以下の子供
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細菌性肺炎のリスクが高い人
・・・。
PPSV23(ニューモバックス)は、以下のような方が対象です。
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65歳以上の方
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細菌性肺炎のリスクが高い2歳以上の小児
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喫煙者または喘息持ちの19歳から64歳までの方
あなたやあなたの子供が予防接種を受けるべきかどうか、医師に相談してください。
予防接種を受ける以外にも、以下のようなことで細菌性肺炎にかかるリスクを下げることができます。
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特にトイレの後や食事の前など、定期的に手を洗いましょう。
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野菜や果物をたくさん食べて、正しい食生活をしましょう。
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運動する
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十分な睡眠をとる。
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禁煙をする
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病人にはなるべく近づかない
診断名
細菌性肺炎かどうかは、医師が診察し、症状や一般的な健康状態について質問するだけでわかるかもしれません。また、聴診器を使って肺の音を聴くこともあります。そうすることで、肺の中の液体を示す音を聞くことができます。しかし、もし確信が持てなければ、胸部X線検査を受けなければならないかもしれません。
人によっては、追加の検査が必要かもしれません。そのような場合には、次のような検査が必要です。
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パルスオキシメトリー(指にはめる小さな器具で、血液中の酸素が十分かどうか調べます。)
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血液検査
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咳をしたときの汚物(痰)の検査
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肺の状態を詳しく見るCTスキャン
治療について
医師はおそらく抗生物質を処方するでしょう。これをすべて飲みきることが大切です。そうしないと、細菌がすべて死滅しない可能性があり、また病気になる可能性があります。また、痛みや発熱のための薬も処方されるかもしれません。
その他、体調を整えるためにできることがあります。
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たくさん休養をとる。
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水分をたくさん摂る(肺の中のゴミをゆるめて、咳が出るようにする)。
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加湿器を使ったり、ぬるめのお風呂に入る(より肺の中のゴミがゆるくなります)。
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タバコを吸わない。
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熱が下がり、咳が出なくなるまで家にいる。
細菌性肺炎の治療を受けると、ほとんどの人は数日で良くなってきますが、100%良くなるまでには数週間かかることがあります。医師があなたの肺をチェックできるように、必ず経過観察の予約を取ってください。
肺炎が頑固な場合や重症の場合は、病院へ行く必要があるかもしれません。病院へ行くと、次のようなことがあります。
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酸素吸入
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輸液・投薬
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ガンコな部分をほぐすための治療法