タバコをやめ、日光の下では保護メガネを着用すれば、視力を維持することができます。
Q:
私の母（63歳）は最近、加齢黄斑変性症の初期症状があることを知りました。視力を維持するためにはどうしたらよいのでしょうか？ある種の栄養補助食品は有効でしょうか？
A:
加齢黄斑変性症（ARMD）は、網膜疾患（目の網膜の損傷）の中で最も一般的で、高齢者における不可逆的な視力低下の主な原因となっています。
研究者たちは、遺伝的要因と環境的要因の両方を特定しています。遺伝子を変えることはできませんが、喫煙をやめ、保護メガネを着用することで日光による有害な紫外線への露出を抑えれば、デリケートな網膜を保護することができます。
ARMDによる視力低下の多くは、網膜の下にできた異常な血管から漏れるものです。早急な治療が必要ですので、眼科医から入手できるアムスラーグ リッドで定期的に視力検査をするよう、お母様にお伝えください。浴室の鏡や冷蔵庫の扉に貼っておき、見え方に変化があったらすぐに眼科医に知らせてください。
サプリメントでは、ビタミンC、E、ベータカロチン、亜鉛、銅を一定量摂取すると、進行したARMDの発症リスクが25％減少することが、国立眼科研究所の加齢性眼疾患研究により確認されています。
ウィリアム・ロイド医学博士、視力専門家
