頭痛・片頭痛診断のための脳波検査

片頭痛や頭痛の原因を調べるために脳波を測定することがあります。ここでは、その内容をご紹介します。

なぜ頭痛に脳波検査なのか?

脳波検査は、頭痛の検査では標準的なものではありません。しかし、片頭痛やその他の頭痛に関連した症状を引き起こす発作の兆候を調べるために、医師が脳波検査を指示することがあります。また、頭痛と同時に発作を起こす人もいます。

脳波は、脳の中の何かが正常でないことを示すことができますが、頭痛を引き起こしているかもしれない問題を正確に特定することはできません。

脳波検査はどのように行われるのですか?

脳細胞は電気信号を作り、それを電極で拾ってコンピューターに送ります。コンピュータはその信号を画面に表示し、同時に信号のコピーを保存します。

脳波検査の準備はどうすればいいの?

  • 検査前に服用している薬について医師に知らせておきましょう。

  • テストの前夜に髪を洗ってください。その後、ヘアクリーム、オイル、スプレーなどは使用しないでください。かつらや接着剤のついた髪飾りがある場合は、可能な限り取り外してください。

脳波検査では何が行われているのですか?

  • 検査台やベッドに横たわり、頭皮に20個ほどの電極を付けます。

  • まず目を開け、次に目を閉じ、リラックスして横になってください。

  • 脳波を測定するために、深く速い呼吸をしたり、光の点滅を見つめたりすることがあります。

脳波検査後の経過は?

  • 電極を取り外し、電極を固定していた糊をアセトンで洗い流します。接着剤を完全に除去するために、自宅で余分なアセトン(マニキュアの除光液)を使用しなければならないかもしれません。

  • 発作が盛んであったり、医師から禁止されていない限り、車で帰宅してもかまいません。夜間に脳波検査を受けた場合は、誰かの運転で帰宅できるように手配してください。

  • 脳波検査のために抗けいれん薬の服用を中止した場合、通常は再び服用を開始することができます。主治医に相談してください。

  • 神経科医と呼ばれる脳の病気を専門とする医師が、脳波記録中の脳波パターンに異常がないかを調べます。そして、その結果とあなたにとってどういう意味があるのかを、医師が説明します。

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