症状から治療法、予防法まで、破傷風の基礎知識を専門医に教えてもらいましょう。
切り傷や傷の後に、これらの症状が1つ以上ある場合は、破傷風を疑った方がよいでしょう。
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首やあごなどの筋肉のこわばり、しばしば不敵な笑みを浮かべた表情を伴う。
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飲み込みにくい
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発熱
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汗をかく
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ロックジョーと呼ばれる顎や首の筋肉の制御不能なけいれん
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痛みを伴う、他の筋肉の不随意収縮
思い当たる切り傷や傷がないのに、症状が進行するケースもあります。また、落ち着きがない、食欲がない、よだれが出るなどの症状が見られることもあります。
破傷風について医師に連絡するのは、以下の場合です。
動物にかまれたり、土や糞、ほこりで汚れたものでけがをしたりしたときで、過去5年以内に破傷風の予防接種を受けていないとき、または予防接種を受けたことがないとき。破傷風の感染は致命的なので、できるだけ早く治療する必要があります。