無視してはいけない6つの口腔症状

歯が抜ける、口臭がする、口内炎ができるなど、口の中の症状について、医師から詳しい説明を受けることができます。

ご自宅で歯と歯茎のお手入れをされる場合、お口の中に新たな問題が生じていないかを確認することも重要です。これらの症状は、体にとってより深刻な状態を示す警告のサインである可能性があります。注意すべき症状には、次のようなものがあります。

  • 歯茎や歯、顎の痛み

  • 歯ぐきからの出血

  • 歯が抜けた、または失った

  • 繰り返される口臭

  • 口の中のただれ、不規則な斑点、またはしこり

これらの兆候に気づいたら、すぐに歯科医を受診してください。歯科医は、発症している可能性のある特定の歯の問題を診断することができます。あるいは、さらなる評価と治療のために、他の医療専門家を紹介することもできます。

口と顎の痛み

顎や口の痛みは、冷え症などの症状とともに、ストレスの兆候であることがよくあります。ストレスは、さまざまな身体的・精神的障害の原因となることがあります。また、歯痛、副鼻腔疾患、歯周病など、簡単で治療可能な疾患が原因であることが多いため、歯科医は顎の不快感の原因を特定する手助けをします。

また、顎の痛みや不快感は、心臓発作を引き起こす可能性があることも知っておく必要があります。このことを知り、また他の一般的な心臓発作の症状にも気づくことで、あなたやあなたの愛する人の命を救うことができるかもしれません。

歯茎の出血と痛み

歯茎の痛みや出血は、歯周病が悪化した結果である可能性があります。歯周病は、感染に対する身体の抵抗力を低下させる糖尿病などの基礎疾患を持つ人ほど重症化しやすいと言われています。そのため、歯垢の中に生息する細菌によって、歯茎が炎症を起こす危険性があります。その他、糖尿病の口腔内のサインは以下の通りです。

  • 口の渇き

  • フルーティな香りのする息
  • 口腔内の真菌感染症

歯が抜けた・抜けた

歯が不意に動いたり抜けたりするのは、歯周病が進行しているサインです。また、歯が抜けるのは、骨密度が低下して骨が弱くなる骨粗鬆症の初期症状の一つである可能性もあります。

骨粗しょう症と、歯を支える顎の骨量減少との間に関連性があることを示す研究結果もあります。特に高齢者に多いのですが、骨粗しょう症が顎に影響すると、歯が抜けることがあります。65歳以上の成人の約3分の1が歯の喪失を経験しています。

約1,000万人のアメリカ人が罹患している骨粗鬆症は、骨折するまでは診断されないことが多いようです。骨粗鬆症の女性は、そうでない人に比べて3倍も歯の喪失を経験しやすいと言われています。定期的に歯科医院を受診し、バランスの良い食事と適度な運動を心がけることで、深刻なケガをする前に診断・治療が受けられます。

歯面・エナメル質の変化

歯のエナメル質の浸食や半透明化は、摂食障害や酸逆流の問題の兆候であることが多い。過食症に見られるような過度の嘔吐は、次のような他の口腔衛生問題につながる可能性があります。

  • ドライマウス

  • 唇の乾燥とひび割れ

  • 歯のエナメル質の喪失

  • 知覚過敏

  • 唾液腺の腫れ

口臭(口唇症)

口臭は、口の中の乾燥や摂取する食べ物や飲み物が原因で発生することがあります。しかし、歯周病や歯肉炎も口臭の再発の原因となることがあります。

歯や歯茎だけでなく、口臭が続く場合は、すぐに医師の診察が必要な特定の健康上の問題が原因である可能性があります。これらの疾患は以下の通りです。

  • 副鼻腔感染症

  • 慢性肺感染症

  • 肝臓または腎臓の病気

  • 胃腸の病気

  • 糖尿病

口内炎、斑点、またはしこり

口の中のただれや異常な斑点は、白または黄色っぽい角栓のような良性の何かのサインである可能性があります。しかし、歯科医に診てもらわないことには、確かなことは言えません。新しい病変、斑点、しこりがある場合は、すぐに歯科医に調べてもらいましょう。これらは、口腔真菌感染症の結果である可能性もありますし、もっと深刻なものである可能性もあります。

口腔癌は、米国で最も一般的な癌の形態の一つです。口腔癌は、しばしば口腔内の小さな白または赤の点または痛みとして始まり、喫煙者、その他のタバコやアルコールを使用する人に最も多く見られます。口腔癌の可能性を示すサインには、以下のものがあります。

  • なかなか治らない出血性のただれ

  • 硬い部分やざらざらした部分

  • 組織の変色

  • 歯の噛み合わせの変化

  • しびれ

  • 口、頬、首、頭などのしこりや不規則な組織

口腔がんは、ご自宅で診断しようとするものではありません。口腔内にこれらの徴候が見られた場合は、必ず歯科医を受診し、必要であれば適切な専門医を紹介してもらい、治療を受けてください。

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