骨粗鬆症が原因で股関節、手首、背骨を骨折した場合の症状について

骨粗鬆症で手首、腰、背骨を骨折した場合の症状について、医師が解説します。

脊椎圧迫骨折(せきついあっしゅくこっせつ

背骨の中の小さな骨である椎骨が1つ以上折れてしまうことです。骨粗鬆症の方は、前かがみになったり、咳をしたり、重いものを持ったりしただけで起こることがあります。

圧迫骨折が軽微で、長い時間をかけて発症した場合は、何も症状が出ないこともあります。その場合、自然に治癒することもあります。他の理由でその部分のX線検査を受けない限り、そのことを知ることはないかもしれません。

圧迫骨折の場合、痛みが伴うことが多いです。背骨に沿って、通常は背中の真ん中から下にかけて痛みを感じます。長時間立ったり座ったりすると悪化し、横になるとよくなります。

また、背が少し低くなっていることに気がつくかもしれません。そして、背骨が曲がったり、背中がこぶ状になったりすることもあり、これは複数の圧迫骨折があるサインかもしれません。

股関節の骨折

骨折していることの警告サインとしては

  • 股関節の痛み

  • 腫れや打撲

  • 普通に歩けない、立てない

  • 怪我をした側の足が短く見える、または捻じれて見える

痛みはさまざまですが、股関節骨折をした人の多くは、立ち上がったり、体重をかけたりすることができないのですね。

骨粗しょう症で腰の骨が弱くなっていて、何気ない動作でもヘアライン状に折れてしまうことがあります。このような骨折の場合、立ったり歩いたりすることはできますが、股間やお尻、膝、太ももに痛みを感じることがあります。

手首の骨折

転倒して地面に叩きつけられたのを止めようとして、伸ばした手の上に着地した時によく起こります。

こんな症状が出ます。

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  • 手首や親指の付け根の痛み、腫れ、打撲など

  • 手首が不自然な角度に曲がっている

  • 怪我した手で何かを握ろうとすると痛い

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