頭痛や背中の痛みがあるとき、市販の鎮痛剤に手を伸ばすかもしれません。あるいは、長期的な症状を改善するために薬を飲むかもしれません。
たいていの場合、薬は気分を良くしてくれます。しかし、中には、胃を荒らしたり、消化器系に問題を起こしたりするものもあります。このような問題がある場合は、医師に相談してください。他の薬を勧められたり、服用量を変更するように言われるかもしれません。
市販の鎮痛剤
アスピリンは胃の粘膜に影響を与え、腹痛などの原因となることがあります。イブプロフェンやナプロキセンなど他の鎮痛剤も、胸焼けや炎症など胃に負担をかけることがあります。その場合は、これらを食事と一緒に摂るか、胸焼けを治す薬と一緒に摂るようにするとよいでしょう。
抗生物質
医師は、細菌による感染症を治すためにこれらを使用しますが、中にはこれらを服用すると吐き気や下痢、ガスが出る人もいます。
バクテリアの混合物は、あなたの体が食べたものを分解し、エネルギーに変えるのを助けます。抗生物質は体内の善玉菌を悪玉菌と一緒に殺してしまい、消化器系が本来持っている健康的なバランスを崩してしまう可能性があります。
プロバイオティクスと呼ばれる善玉菌を含む食品、例えばヨーグルトのラベルにアクティブカルチャーとライブカルチャーと書かれているものは、消化器系を正常に保つのに役立つかもしれません。また、空腹時や満腹時に摂取するよう医師に指示されている場合は、必ずその指示に従ってください。
コレステロールの薬
血液中のコレステロール値が高い場合、心臓病の原因となるため、医師からコレステロール値を下げる薬を勧められることがあります。中には、消化に影響を与え、ガス、便秘、下痢などの症状を引き起こすものもあります。
まれにですが、スタチン系と呼ばれるコレステロールの薬は、肝臓に問題を起こすことがあります。
オピオイド系鎮痛剤
オキシコドンやヒドロコドンなどの強力なオピオイド系鎮痛剤は、吐き気や便秘、腹痛、腹部膨満感などを引き起こす可能性があります。
市販の下剤はほとんど効きませんが、医師が効くものを出してくれるかもしれません。
鉄分補給
鉄分は、血液が細胞に酸素を運ぶのを助ける働きがあります。鉄分が不足すると、鉄欠乏性貧血と呼ばれる状態になることがあります。
通常、サプリメントで治療しますが、胃痛や便秘を引き起こしたり、食道(口と胃をつなぐ管)を刺激したりすることがあります。
化学療法
吐き気や嘔吐、下痢は、がんの治療に使われる強力な薬剤の最も一般的な副作用の一つです。医師は、これらの影響を和らげるための薬を処方します。揚げ物や辛いものを控えるなど、食べるものを変えることも効果的です。