おむつかぶれのほとんどは、医師の治療を必要としません。家庭でできる適切な治療で治ることが多いのです。おむつを頻繁に交換し、裸で過ごす時間を作って、肌が完全に乾くようにしましょう。そうすることで、炎症を起こしている部分が改善されます。
3〜4日経ってもよくならない場合は、かかりつけの小児科医に連絡してください。
普通のかぶれであれば、皮膚を保護するために酸化亜鉛やワセリンが配合された市販の軟膏を医師から勧められるかもしれません。
細菌に感染している場合は、抗生物質の軟膏が必要な場合があります。
イースト菌の一種であるカンジダが原因のおむつかぶれには、抗真菌クリームと、場合によっては抗真菌薬(通常は赤ちゃんが飲み込む液体)が処方されます。
脂漏性皮膚炎や湿疹が原因のおむつかぶれには、コルチコステロイドクリーム(性器には使用しないでください)を処方されることもあります。市販の抗真菌剤とヒドロコルチゾンを含む軽度のコルチコステロイドクリームも選択肢のひとつです。しかし、それらを試すべきか、処方されたクリームを手に入れるべきか、まずは小児科医に確認してみてください。
おむつかぶれを防ぐにはどうしたらよいですか?
難しいですね。最善の策は、赤ちゃんをなるべくおむつなしで過ごさせることです。
おむつかぶれの期間を短くしたり、ひどくならないようにするには、赤ちゃんを乾燥させ、清潔に保つことが大切です。おむつが汚れたら、すぐに取り替えてあげましょう。
布おむつを使用している場合は、お湯で洗ってください。また、すすぎ水に漂白剤や酢を使い、さらにすすぎ回数を増やすと、細菌を殺し、石鹸の痕跡を取り除くことができます。