円形靭帯痛は、下腹部や鼠径部の片側または両側によく感じる鋭い痛みや刺すような感覚を指します。妊娠中の最も一般的な訴えの1つで、妊娠の正常な部分と考えられています。妊娠中期に最もよく起こります。
ここでは、円形靭帯痛について知っておくべきことと、症状を改善するためのヒントを紹介します。
円形靭帯痛の原因
妊娠中に大きくなる子宮(子宮)の周りには、太い靭帯がいくつかあり、それを支えています。そのうちのひとつが円形靭帯と呼ばれるものです。
円形靭帯は、子宮の前部分と鼠径部(脚と骨盤がくっつく部分)とをつないでいます。通常、円形靭帯はゆっくりと締まり、緩みます。
赤ちゃんと子宮が成長するにつれて、円形靭帯は伸びていきます。そのため、靭帯が緊張しやすくなります。
急な動きで靭帯が輪ゴムでパチンと弾かれたように、急激に締まることがあります。そのため、突然の急激なジャブジャブ感が発生します。
ラウンドリガメントの痛みの症状
円形靭帯痛は、気になるし、不快に感じることもあります。しかし、妊娠中の体の変化として正常なものとされています。
円形靭帯痛の症状には、お腹の中の鋭い、突然の痙攣が含まれます。通常、右側に起こりますが、両側に起こることもあります。痛みは数秒しか続きません。
運動や、急な動きで痛みが出ることがあります。
-
くしゃみ
-
せき
-
笑い
-
寝返り
(>▽
立ち上がりが早い
ラウンドリガメントペインの治療法
不快な症状を軽減するための方法をご紹介します。
痛みを和らげる
必要であれば、市販のアセトアミノフェンを痛み止めとして服用します。主治医に相談してください。
運動する。
お腹(体幹)の筋肉を丈夫にするために、十分な運動をしましょう。ストレッチ体操やマタニティ・ヨガが効果的です。どの運動があなたと赤ちゃんに安全か、主治医に尋ねてみましょう。
両手と両膝を床につけ、頭を下げ、背中を空中に押し出す運動が効果的です。
急な動きは避けましょう。
立ち上がる、座るなど、ゆっくりと体勢を変え、急な動きで伸びたり痛くなったりしないようにしましょう。
腰を曲げましょう。
靭帯を引っ張らないように、咳やくしゃみ、笑う前に腰を曲げたり、曲げたりしましょう。
温める
. 暖房器具や温かいお風呂が役に立つかもしれません。医師に相談してください。極端な暑さは赤ちゃんに危険な場合があります。
毎日の活動量を調整し、状態を悪化させるような体勢を避けるようにするとよいでしょう。
医師を呼ぶタイミング
妊娠中の痛みの種類は、必ず医師に伝えましょう。円形靭帯痛はすぐに起こり、長くは続きません。
もしあれば、すぐに医療機関に連絡してください。
-
激しい痛み
-
数分以上続く痛み
-
発熱
-
寒気
-
排尿時痛
-
歩行困難
激しい痛み
妊娠中の腹痛は、さまざまな原因によって引き起こされる可能性があります。胎盤剥離などの妊娠合併症や、以下のような妊娠中以外の病気など、より深刻な状態を医師が除外することが重要です。
-
鼠径ヘルニア
-
虫垂炎
-
胃・肝臓・腎臓の病気
早産痛は、時に円形靭帯痛と間違われることがあります。