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子宮外妊娠の症状と救急車を呼ぶタイミング
正常な妊娠の場合、卵子は卵管で受精します。その後、管内を移動して子宮に着床し、成長を開始します。しかし、子宮外妊娠の場合、卵子は子宮に到達しません。通常、卵管または卵子に問題があるために、卵子が卵管内で詰まってしまうのです。
受精卵が卵巣、子宮頸部、または腹部のどこかに着床することもあります。
症状について
最初は、初期の子宮外妊娠の症状が出ないかもしれません。通常の妊娠とよく似ているように見えるかもしれません。生理が来ない、お腹に違和感がある、乳房に張りがあるなどの症状が出るかもしれません。
子宮外妊娠の女性の約半数だけが、生理不順、膣からの出血、腹痛という3つの主要な徴候をすべて経験します。
その他、子宮外妊娠の一般的な症状としては、以下のようなものがあります。
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痛みを伴う吐き気や嘔吐
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急激な腹痛
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体の片側が痛む
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めまいや脱力感
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肩や首、直腸の痛み
救急車を呼ぶとき
子宮外妊娠では、卵管が破裂してしまうことがあります。その場合、大きな痛みや激しい出血が起こる可能性があり、すぐに医療機関での治療が必要になります。その際に考えられる兆候をご紹介します。
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直腸の痛みや強い便意がある場合は、内出血している可能性があります。
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肩の痛みも緊急事態の可能性があります。卵管が破裂すると、横隔膜の近くに血液がたまり、肩につながる神経を刺激することがあります。
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但し、このような場合にも、「痒み」、「痛み」、「めまい」、「気絶」等の症状が出ることがありますので、すぐに救急車を呼んでください。これらはすべて、あなたがショック状態に入ることができる兆候です。