赤ちゃんが歩けるようになることは、子育てにおいて最もエキサイティングで忘れられない瞬間のひとつです。赤ちゃんは幼い頃から筋肉を鍛え、ゆっくりと最初の一歩を踏み出す準備をしています。通常、6カ月から13カ月の間に、ハイハイをするようになります。9ヵ月から12ヵ月の間に、自分で体を起こせるようになります。そして、8ヶ月から18ヶ月の間に初めて歩くようになります。
歩けるようになるまでの流れ
赤ちゃんは、バランス感覚、協調性、立ち上がり、片足で体重を支えるなど、多くのスキルを身につけます。新しいスキルの一つひとつが、それまでのスキルの上に積み重なって、歩き始めるための準備を整えていきます。
赤ちゃんが自分で最初の一歩を踏み出すのを見るのは、決して忘れることのできない体験です。赤ちゃんが歩き始めると、次のような大きな節目を迎えます。
6ヵ月。お座りができるようになります。
6ヵ月~9ヵ月。ハイハイを始める。
9ヵ月。ソファやコーヒーテーブルなどの家具に自分で乗って、立ち上がることができるようになります。
9ヵ月~12ヵ月 立ち上がったり、家具につかまったり、部屋の中を探検したりするようになります。
11ヵ月~13ヵ月 この時期になると、一人歩きを始める赤ちゃんが見られるようになります。
ただし、歩き始める時期は赤ちゃんによって異なり、専門家が「正常」と判断する時期よりも早かったり遅かったりすることがあることを念頭に置いてください。お子さまの発達には個人差がありますが、それはごく普通のことです。
18ヵ月以上の赤ちゃんがまだ歩き始めていない場合、またはお子さまの発達が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。歩き始める時期が遅いと、次のような注意点があります。
-
赤ちゃんが左右に寝返りを打たない。
-
脚で体重を支えることができない。
-
あなたの赤ちゃんは、行動であなたの注意を引こうとしない
-
赤ちゃんがいないいないばあに興味を示さない
赤ちゃんがおしゃべりをしようとしない
赤ちゃんが歩けるようになるための方法
赤ちゃんが歩き始めるには、次のような工夫をするとよいでしょう。
一緒に遊ぶ 一緒に遊んであげると、赤ちゃんは安心して遊ぶことができます。そうすれば、赤ちゃんはより快適に探索し、より高い自信を持つことができます。
体を動かすように促す。動き回ることで、赤ちゃんの筋肉が鍛えられ、歩き始め、やがて走り出すときに役立ちます。赤ちゃんの前にひざまづき、手を差し出して、自分のところに来るように促すとよいでしょう。
歩き始めたばかりの赤ちゃんは、何度かこぼすことがありますが、それも学習の一部です。転ぶたびに赤ちゃんを助けることはできませんが、けがをする確率を減らすことはできます。
赤ちゃんが安全に過ごせるような環境を整えることで、赤ちゃんを助けることができます。
-
ドアやキャビネットに鍵をつけて、化学物質などの安全でないものから赤ちゃんを遠ざけることができるようにしましょう。
-
家具の鋭利な角にはパッドを貼る?
-
コンロの奥に鍋やフライパンなどのアイテムを置いておく?
赤ちゃんが階段を下りないように、チャイルドプルーフ・ゲートを設置する
歩行のためのベビー用品
ベビーウォーカー 医療関係者は、ベビーウォーカーの使用を推奨していません。歩行器は赤ちゃんが簡単に移動できるため、足の筋肉が正しく発達しない可能性があります。また、ベビーウォーカーで体を支えていると、熱いものや毒物など、普段手の届かないものに手を出しやすくなり、危険な状態になる可能性があります。そのため、ベビーウォーカーの安全性はさらに低くなってしまいます。
ベビーシューズ すぐにベビーシューズを購入するのは控えましょう。裸足で歩くことで、お子さまのバランス感覚や協調性を高めることができます。ベビーシューズを履かせるのは、定期的に外を歩くようになってからにしましょう。
赤ちゃんが歩き始めたら、次は何をする?
赤ちゃんが初めて歩いた一歩は、人生の新しい局面の始まりにすぎません。ここでは、赤ちゃんが幼児になったときに期待できることをご紹介します。
-
14ヵ月。この月齢になると、自分で立って、しゃがんで、立ち上がり、後ろ向きに歩くことができるようになります。
-
15ヶ月。歩くのが上手になり、おもちゃを押したり引いたり、新しいものを探したりするのが楽しくなってきます。
-
16ヵ月 階段の上り下りに興味を示し始めますが、この時期はまだ赤ちゃんが手を貸してくれることが多いでしょう。
歳
-
18ヵ月 18ヶ月になると、歩くことができるようになり、一人で動き回ることが楽しくなってきます。家具の上に乗ったり、音楽に合わせて踊ったりするのも楽しいでしょう。