米国小児科学会は、赤ちゃんのベビーベッドにバンパーなどの物を置かないことを推奨しています。
上院がベビーベッドのバンパーを禁止する法案を承認
大紀元日本3月25日】上院は25日、公衆衛生専門家が危険視しているパッド入りのベビーベッド用バンパーの販売を禁止する法案を承認した。
この法案は、ロブ・ポートマン上院議員(オハイオ州選出)が提出した。ロブ・ポートマン(オハイオ州)とタミー・ダックワース(イリノイ州)が提出したこの法案は、窒息の危険性があるとされるバンパー(ベビーベッドの硬い側面から赤ちゃんを守るための柔らかいパッド)の製造と流通を禁止するものである。
同法案は今後、下院に送られる。
消費者製品安全委員会のデータによると、1990年から2016年の間にバンパー付きのベビーベッドで107人の赤ちゃんが死亡し、絞殺や窒息のヒヤリハットなど、バンパーによる非致死的事故が282件報告されています。
米国小児科学会は、赤ちゃんのベビーベッドにバンパーを含むあらゆるものを置かないことを推奨しています。
にもかかわらず、バンパーはいまだに小売店で広く販売されています。
Duckworth氏は声明で、「このような致命的な製品がいまだに全米の棚に並んでいるという事実は、赤ちゃんにとって本当に危険であれば店が販売するとは思えない新しい親たちを非常に混乱させています」と述べています。
ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院が2020年に発表した調査によると、多くの親がベビーベッド用バンパーがもたらす危険性を知らず、安全でないことがわかれば店から撤去されると思い込んでいることがわかりました。
メリーランド州は2013年にバンパーを販売することを禁止し、2017年にはオハイオ州がそれに続いた。シカゴ市は2011年に初めて禁止しました。