おへその糸くずは、おへそが凹んでいる人なら誰でも気になるものです。普段からお風呂に入ることで、へその糸くずや汚れを落とすことができます。ごくまれに、へその中にゴミや油などが入り込み、へそ石になってしまうことがあります。
へそ石とその予防法について、詳しくはこちらをご覧ください。
へそ石って何?
へそ石は、オムファロリスやアンボリスと呼ばれることもあります。皮脂や髪の毛、古い角質、汚れなどの物質が溜まり、硬い球状になった状態のことです。石は通常、黒っぽい色をしており、触ると固いです。へその開口部にある大きな黒ずみに似ていることもあります。
へその石には、突出していて見えやすいものもあります。また、へその奥深くにできるものもあります。形成されていることに気づかないこともあります。へそ石は、長い年月をかけて形成されます。へそ石が大きくなり、目で見てわかるようになるには、何年もかかることもあります。
へそ石ができる原因は何ですか?
おへそは、下腹部にある小さな丸い部分で、生まれる前にへその緒がついていた場所の目印です。へそは凹んでいたり(インニー)、少し出っ張っていたり(アウトニー)します。
ゴミを閉じ込める。へそが凹んでいると、汚れや衣服の糸くず、肌についた皮脂などのゴミが挟まる可能性があります。また、おへそはかなり深い位置にあることもあります。そのため、しっかりと洗浄することが困難です。肥満の人、高齢の人、体の不自由な人は、へそをきれいにするのが難しいかもしれません。
ゴミが蓄積すると、ゴミ同士がくっつき、小さく硬い球になることがあります。時間が経つと、その玉は大きくなり、目に見えるようになるかもしれません。へそ石は、皮膚のひだに隠れたままになっているものもあります。
外見。へそ石は通常、暗褐色または黒色です。また、乾燥していて、触ると硬いです。医師が顕微鏡で観察すると、結石が古い皮膚、毛髪、皮脂、またはへそに蓄積されたその他のゴミでできているかどうかがわかります。
へそ石は通常、痛みを伴うものではありません。しかし、見た目が悪いので、医師に除去を依頼することがあります。石が見えない場合は、石があることに気づかないこともあります。時には、石がおへその内側の皮膚を刺激し始めることがあります。これは、不快感につながる可能性があります。また、痛み、へそからの分泌物、不快な臭いに気づくこともあります。
へそ石は危険なのか?
へそ石そのものは、健康上の問題や基礎疾患の症状ではありません。掃除しにくい場所に汚れや皮脂がたまるだけです。しかし、石はおへその周りの皮膚を刺激することがあります。
その刺激により、おへその内部で皮膚炎を起こす可能性があります。この場合、医師の治療が必要です。皮膚炎を治療する医師が、おへその石を発見することもあります。
へそ天の治療と予防
除去すること。へそ石に対する唯一の治療法は、それを取り除くことです。医師は、鉗子などの器具を使って、それを引き抜くことができるかもしれません。また、へそ石を柔らかくし、抜きやすくするための液体を使用することもあります。
場合によっては、周囲の皮膚を小さく切開して、外科的に石を取り除く必要があるかもしれません。そうすれば、石はもっと簡単に抜けます。皮膚に感染症がある場合は、医師がその治療も行います。
検査。結石が取り除かれた後、医師は結石を検査することがあります。これは通常、その石が本当にへそ石であり、他の種類の成長でないことを確認するための予防措置です。へそ石はできるまでに何年もかかります。また、再発した場合でも、すぐに戻ってくることはありません。
衛生面。へそ石は、定期的にへそをきれいにすることで防ぐことができます。高齢者や障害者の世話をする介護者は、へそ結石の危険性を認識し、利用者の衛生管理を積極的に行う必要があります。石鹸と水を定期的に使用することは、良い洗浄方法です。特に深いおへその場合は、綿棒を使って中をやさしく掃除するとよいでしょう。
へそ結石はかなりまれです。ほとんどの人は、結石ができることはありません。万が一、へそ結石ができてしまった場合は、医師に相談してください。石を安全に除去し、石が原因でおへそやその周辺に問題がある場合は、治療することができます。おへその掃除に気をつければ、へそ石を防ぐことができます。